「寝具」と「寝室環境」を見直して快眠をめざせ!:すずまり流“続く”健康管理
快適な睡眠は、自分の体の調整だけで生まれるものではありません。実は「人」「寝具」「環境」の3つを考慮する必要があるのです。
よく眠りたいと思ったとき、真っ先に考えることはなんでしょうか。寝る時間、起きる時間、食事の時間や食べ物、運動習慣などなど、自分の活動に関することになると思います。でも忘れてはいけない大事な要素が。それが「寝具」と「寝室環境」です。
快適な睡眠は、自分の体の調整だけで生まれるものではありません。実は「人」「寝具」「環境」の3つを考慮する必要があるのです。活動量計などの睡眠グラフを見て、運動しているのに寝付きが悪い、十分寝てるはずなのにどうもスッキリしない、よく分からないが夜中によく目が覚めているようだという方は、自身の生活習慣に加えて「寝具」と「寝室環境」もチェックする必要がありそうです。
たとえば、どんなに早く寝ても、冬はふとんが薄かったら寒くて眠れませんよね。逆にたっぷりふとんをかけたものの、ひどい汗をかいて、途中で目が覚めてしまったことはないでしょうか。旅先で枕が変わると眠れないなんて方もいらっしゃいます。夏に長袖長ズボンの厚手のパジャマを着ていたら暑くて眠れないでしょうし、冬に半袖半ズボンは寒い。また、朝起きると首が痛い、横になると腰が痛い……これらはすべて「寝具」が関係する問題です。
夏はムシムシ暑くて眠れないというのがまず定番ですが、エアコンを効かせすぎて、明け方ごろ寒さで目が覚めたことはありませんか。逆に冬は喉が乾燥して目が覚めることもありますよね。改めて振り返ると、春と秋はよく寝てるかも? なんて方もいらっしゃるはず。さらに、家族のイビキや誰かがトイレに行く音、お隣さんの話し声、近所の犬の鳴き声、通行人や車の騒音などで目が覚めるケースもあるのではないでしょうか。これらは「寝室環境」が影響しているパターンです。
環境は睡眠に直接的な影響を与えます。もし今、そこにあるモノを適当に着て、誰かが選んだふとんの中になんとなく潜り込んでいるとしたら……ちょっとした部分を見直すだけで、よく眠れるようになるかもしれません。
というわけで、今回からしばらくは「寝具」と「寝室環境」にフォーカスを当てていきたいと思います。
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