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知らなきゃ損するファスティング――断食後、“復食”が終わるまでがファスティングですヘルシーライフの新常識

食べずにグッと我慢し続けた断食期間が終わってほっとひと息……したいところですが、実は、断食終了後がファスティングのもっとも大事な要。「さあ、食べたいものを食べるぞ!」なんて野望はひとまず捨ててください。

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 スポーツでは「最後まで気を抜くな」とよく言います。たとえば、サッカーならロスタイムでの逆転ゴール、野球なら、9回裏2アウトからのサヨナラホームランなど。それまでの積み重ねが最後の最後で覆される例はたくさんあります。ファスティングにも同じことが言えます。

 断食期間が終わると、ファスティングもそこで終了、と思うでしょうが、それは不正解。肝心なのは、断食後の「復食期間」です。ファスティングで一番重要なのは、断食後の「復食期間」。大事なことなので二度言いました。

 断食の間、お休みしていた胃腸をいきなりフル回転させれば、大きな負担になります。これでは、せっかくのリフレッシュ休暇も台無しです。

おかゆと味噌汁で、Let’sリハビリ!

 復食期間は、休めた胃腸のリハビリ期間のようなもの。いきなり、ラーメンや揚げ物、スイーツなど、胃腸に負担のかかるヘヴィーな食事はもっての外です。おかゆなど消化にいい食事からスタートしましょう。このとき、おかゆだからとろくに噛まずに食べてはいけません。よく噛んで時間をかけてゆっくり食べるのもポイントです。

 復食期間はおかゆが基本。初日は重湯、2日目からはおかゆ腹八分目を心がけ、3日程度続けます。ただし、朝食だけはおかゆではなく味噌汁のみがベスト。初日は具なしで、2日目からはやわらかく煮込んだ野菜の味噌汁がオススメです。

 なぜ味噌汁なのか。それは、発酵食品には酵素が豊富に含まれているからです。酵素は、消化や吸収を助けてくれたり、新陳代謝を促してくれる働きがある、という話を先月のこのコーナーでお話しました。しかし、酵素がいいパートナーなのはファスティングの時だけに限りません。普段の食事でも、酵素を意識して摂ることで胃腸への負担が減り、代謝も活発になるのです。

 だからこそ、胃腸のリハビリ期間である復食中は、発酵食品を積極的に摂るのが正解。おかゆの味付けに醤油を使ったり、納豆をプラスしたり、単調になりがちなおかゆ食に、いろいろ工夫をしてみましょう。

復食期の後も、心がけたい食のポイント

 復食期間のもうひとつの合言葉が「まごわやさしい」です。これは、食品研究家であり、医学博士でもある吉村裕之先生が提唱するバランスのいい食事の覚え方。まめ類、ごま、わかめなどの海藻、やさい、さかな、しいたけなどのきのこ類、いも類をバランスよく摂りましょうという意味です。味噌汁の具やおかゆの具の参考にするといいでしょう。

 発酵食品もそうですが、この「まごわやさしい」のバランス食も、復食期間が終わり、普通食に戻っても忘れないでおきたい食のポイント。心に留めておけば、リバウンドは避けられる……かも。

 実際、ファスティングをすると、身体だけでなく、舌や心にも変化が起きます。そこで、次回からは、ファスティングをするとどう変わるのか、についてお話をしていきたいと思います。

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