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自分にぴったりの枕で眠ると疲労回復しやすい!すずまり流“続く”健康管理

快眠には欠かすことのできない枕。適切な選び方を考えてみましょう。

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自分にあった枕があるとよく眠れます!

 今回は枕について考えてみましょう。人は眠るときに、頭を最適な状態で支えることで気持ちよく眠れるようにできています。枕が支えている頭部や頸部は非常に大切な部位。就寝中も負担なく適切な状態に保つことで、疲労が回復しやすくなります。

 でも、朝目覚めたときに肩が凝る、首が痛いといった違和感がある方、気持ちいい入眠とは縁遠いという方は今すぐ枕を見直してみましょう。選び方を知っていると自分にあった1品を見つけることができますよ。

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「背筋を伸ばして立ったときの姿勢」を寝姿勢でも

 枕を選ぶときは、大きさ、高さ、トータルコンタクト、横になったときの姿勢の4点を確認します。


寝返りがしやすく、首が立った時と同じくらい真っ直ぐに支えられるものを

 サイズは、楽に寝返りが打てるくらいのものを選んでください。高さは背筋を伸ばして立ったときの姿勢を再現できるくらいが目安となります。首が真っ直ぐに伸び、無理がなく、楽に呼吸ができるものが理想です。低くてあごが上がりすぎたり、逆に高くて下がりすぎるのもよくありません。仰向けになったとき、少しだけあごがひけている状態かどうか確認しましょう。

 敷き布団と頭部、頸部、肩の間に隙間ができず、首が浮いた状態にならないかどうかも要チェック。しっかりフィットしていないと、寝違えの原因になったりもします。また、体に余計な負担がかかり、途中で目が覚めたり、疲労感が軽減できなくなったりもします。ただし、あまり柔らかすぎると、フィット感はよくても就寝中の寝返りがしにくくなります。スムーズに動ける硬さも必要です。

 仰向け、横向きなど、眠るときどのような姿勢かも考慮する必要があります。姿勢にあっているかどうかは、そのまま寝付きのよさに繋がるからです。横向きという方も、あくまでも立っているときの状態を基準に、首が不自然に曲がらないようチェックしてください。なお、横向きの場合は、ボディーピロー(抱き枕)を併用すると快適度が上がります。


体質や好みに合わせた素材選びも大事。清潔感を保つには交換しやすく肌触りのいいカバーを選んで

 あとは、清潔さを保ちやすく、触感などの素材が好きなものを選ぶと、安心して眠れます。ハウスダストアレルギーのある方はホコリがでにくいものを選ぶことも大切です。

枕と敷き布団はセットで考えて、柔軟に調整できるものを

 ただこのとき気をつけたいのは、寝姿勢は、枕だけでなく敷き布団の影響も受けるという点です。マットレスに硬さの違いがあるのはご存じの通り。横になったとき、お店のものと自宅の敷き布団では、体の沈み込み方は違うはずです。あまり差があると、お店でいいと思って買ったのに、実際使ってみたら使用感が全然違った、ということになりかねません。

 お店で相談する際は、普段使っている敷き布団がどんなものかを伝え、できるだけ近い状態で試してみましょう。


こちらは実際に体を測定してもらい作った西川のオーダーメイド枕。中に入れる素材も選択できます

 枕の構造は、あとから微調整できるものだとなおいいですね。独立した袋がつながったようなユニット構造で、それぞれの中身を調整できると、前述のような条件の違いもクリアしやすくなります。また、敷き布団が変わったときでも、調整がしやすくなります。

 私の場合、複数の枕を所有し、気分や体調に応じて変えています。今の枕を使う以前は、頸部があたる部分が高くなった枕を使っていましたし、その前はユニット構造が気持ちいいと思っていました。


体調にあわせて楽な高さと硬さを得るために、折りたたんだタオルケットで調整しています

 今体が喜んでいるのは、低反発の大きめ枕です。そのままでは柔らかすぎるので、折りたたんだタオルケットを乗せて調節して使っています。

 以前、とある寝具店で枕選びをしながら寝姿勢を見てもらったところ、肩まで乗せていると指摘されたことがあります。通常はそこまで乗せなくてもいいのですが、肩が凝っていると乗せたくなるのだそうです。

 確かに当時肩はかなり凝っており、熟眠感も少なかったため、その原因が枕ではないかと疑って買いにいったのです。実際に凝っていることが見抜かれてうれしいような、悲しいような気分でした。

 このように、前はこれでよかったと思える枕でも、自分のコンディションによって快適さは変わります。さらに敷き布団のへたり具合や、体重の変化で沈み込みが変わってしまうので、必然的に枕も変える必要がでてくるわけです。この枕大好き! と思えるものを選べると快眠に近づけると思います。

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