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「正しいマスクの使い方」で花粉は6割カットできる! 薬に頼らない花粉症対策とは

最も基本的な花粉症対策グッズと言えばマスク。でも、正しく使わなければほとんど意味がないのです。

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花粉症マスク
耳鼻咽喉科医師
耳鼻咽喉科医師

 花粉症にならない一番の方法は、花粉が飛散しない地域へ行くことです。もちろん普段の生活もあり、引っ越すなんていうことは現実的ではありません。そこで、まずは花粉との接触を減らす生活を考えていくことが大切になってきます。

 花粉症は、アレルゲンである花粉との接触によって起こる外因性の病気です。このことから考え、花粉が飛散し始めたら細心の注意を払いましょう。スギ・ヒノキ花粉については、地域毎に花粉情報が出されています。こうした花粉情報をチェックし、「いつから花粉が飛び始めるのか」「どのぐらい飛んでいるのか」を把握して、状況に応じた対策を行いましょう。

マスクの思わぬ落とし穴

 スギ花粉は20μm(マイクロメートル)〜40μm、ヒノキ花粉は30μm〜40μmの大きさです。また、インフルエンザは0.1μm、PM2.5(微小粒子状物質)は直径2.5μmとなっています。花粉を直径約35センチのスイカに例えると、黄砂がゴルフボール、PM2.5がビー玉、インフルエンザが砂粒というイメージです。これらを防ぐために、マスクを着用する人は多いでしょう。

 しかしマスクは正しく使われていなければ、使っていないのと変わらない結果になってしまいます。そこで大切なのが、自分の顔にフィットするマスクを選ぶことです。隙間が生まれやすいのは鼻と頬のわき、アゴの部分の3カ所です。鼻に掛かる部分はしっかり鼻の形に折ってフィットさせましょう。アゴまでしっかり包み、頬のわきの部分は装着してから漏れがないように押さえてチェックします。

 マスクを正しく装着すれば花粉を6割はカットできると言われます。さらに薄い当てガーゼを加えると、花粉除去率がアップしてかなりの花粉をブロックできます。

注意すべき外出時の花粉症対策

 花粉が多く飛散している日や時間帯は、不要な外出を控えましょう。前日や当日まで雨が降った後に晴れや曇りで最高気温が高くなり、さらに南風が強く吹いているような日は花粉が多く飛んでいます。また、気温が上がって風が吹いている日中も要注意です。どうしても外出しなければならない場合は、マスクや帽子、メガネ等で花粉をブロックするとよいでしょう。

 帰宅した際には、流水で目と鼻をしっかり洗いうことが大切です。衣類に付着した花粉は玄関でしっかり落とさないと、家の中に花粉が持ち込まれて花粉症を誘発してしまいます。

うっかりやってしまっている花粉を家に招き入れる行為

 花粉症は、家の中でも注意すべきことがたくさんあります。まず、花粉の飛散が多い日や時間帯はドアや窓をきちんと閉めて、家へ花粉が侵入することを防ぎましょう。外から侵入した花粉は、床に落ちて溜まっていきます。これがちょっとしたことで舞い上がると、くしゃみや鼻水を引き起こします。こまめに掃除機や拭き掃除を行い、床に花粉を残さないことが重要です。

 布団干しについても、花粉が多い日や時間帯は避けましょう。わざわざ、睡眠中に花粉をたくさん吸い込むための下準備をしているようなものです。風が弱い午前中など、花粉の飛散が比較的少ないタイミングを狙うのがおすすめです。また、布団表面に軽く掃除機をかけても良いでしょう。なお、意外と見落としてしまうのがペットの毛です。花粉が付着しやすく、家の中に花粉が侵入する大きな原因の一つにもなります。

マスク以外の花粉症対策グッズ等

 マスク以外の花粉症対策グッズとして、フレームに縁がついたメガネ(→選び方)が挙げられます。花粉が多い時は、利用してみるのも良いでしょう。

 さらに、花粉を鼻でブロックするスプレーもあります。これは花粉がプラスとマイナス両方に帯電する性質を利用して、花粉が鼻から入らないようにするイオンスプレーです。スプレーを顔に噴射して顔に静電気のコーティングを施すことで、プラス電気を持った花粉が反発し鼻に侵入できなくします。マイナス電気を持った花粉も、吸着されて鼻から侵入できなくなるというものです。このスプレーには、目にも花粉が入りにくくなるという利点もあります。「薬を飲みたくない」「眠くならないものが良い」という人達から、注目を集めている花粉症対策グッズです。

 イオン以外にも、鼻腔専用クリームを鼻に塗ってそのフィルター効果で花粉をキャッチし、花粉の吸入を防ぐ製品もあります。持続時間も長いため、ちょっとした外出時の対策にも優れた製品といえるでしょう。

 もちろん、栄養バランスがとれた食事や十分な睡眠、またはストレスを溜めないことも大切です。食べ物ではヨーグルトが腸内環境を改善し、免疫力が高まって花粉による症状に良いとされています。

(医師:耳鼻咽喉科、42歳、女性)

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