ダイエットに欠かせない、iPhoneでデータ管理ができる体組成計
体重や体脂肪率の計測は、毎日続けることと、変化をしっかり認識することが大切です。そんなとき便利なのが、iPhoneと連携し、アプリで簡単にデータの蓄積と確認ができる体組成計です。
ダイエットや体調管理をしっかり続けるために、自分の体脂肪率を毎日チェックすることは非常に重要です。
理想をいうと、時間も含めて毎日同じタイミングで計測するのがよく、さらに手帳などに転記して手書きでデータを記録すると効果的との指摘もありますが、あまりルールを厳格にすると今度は継続が難しくなるので、このあたりは多少適当でも測らないよりは測った方がいいといえます。
体脂肪率の変化は、データになっていてグラフにできたりすると、直感的に把握しやすいのでおすすめです。数値のデータ化は、Excelなどに手入力してもいいのですが、Wi-FiやBluetoothに対応した体組成計を購入すると、体組成計に乗るだけでデータ化と蓄積ができるようになります。繰り返しになりますが、手軽であることは継続のために重要な要素なので、ダイエットの決意を具現化するためにも、体組成計の導入はお勧めです。
今回は、iPhoneで簡単にデータが参照できる、通信機能を持った体組成計を紹介します。
Withings Smart Body Analyzer(WS-50)
WithingsのSmart Body Analyzerは、Wi-FiとBluetoothを搭載した体組成計です。日本国内ではコヴィアが正規代理店として技術基準適合証明を受けた製品を販売しています。Wi-Fiに対応する点が大きな特徴で、計測時にスマートフォンが近くになくても、体組成計に乗るだけでデータがクラウドサーバ側に蓄積されます。BluetoothでiPhoneと連携することも可能です。体重の変化をTwitterやFacebookに自動投稿する機能もあります。
初期設定はiPhoneで行うため、Wi-Fiの設定も簡単。心拍数、室内温度、CO2濃度などを測る機能もあります。
無料の専用アプリはヘルスケアアプリにも対応。活動量計の「Pulse」と組み合わせても利用できます。
タニタ インナースキャンデュアル RD-901/RD-900
タニタのインナースキャンデュアル RD-901は、Bluetooth 4.0対応の体組成計で、iPhone 4s以降に対応しています。医療分野などで利用されている、2つの周波数で体組成を測定する正確さがポイントです。
専用アプリはデータ管理が行える「タニタヘルスプラネット」のほか、体組成の変化が反映される「イケメン育成ダイエット - ふとしの部屋」や、萌えトレーニングアプリ「ランニング応援ゲーム ねんしょう!2+」など、モチベーション維持を手助けするユニークなものも用意しています。「365日 腹筋アプリ SitApp」とも連携できます。
上位モデルのRD-901と下位モデルのRD-900の違いは、最小表示が50グラム単位か、100グラム単位かと、基礎代謝量、体内年齢、体水分率の表示の有無。RD-900でも基礎代謝量、体内年齢、体水分率はアプリで確認できるので、RD-900でも十分でしょう。カラーはブラックとホワイトの2色が選べます。
オムロンヘルスケア カラダスキャン HBF-253W
Wi-Fi通信機能を備えた体組成計、カラダスキャン HBF-253Wは、オムロンヘルスケアの健康サービス「ウェルネスリンク」と連携する製品です。iOSアプリ「からだグラフ」やPC/MacのWebブラウザからデータの確認ができます。体重引き計算機能があり、赤ちゃんやペットを抱いて測った合計体重から自分の体重を引いて50グラム単位で差を確認することも可能です。
からだグラフアプリは活動量計「HJA-403C」や自動血圧計などとも連携可能です。ウェルネスリンク対応の睡眠計「HSL-101」を利用すれば、こちらのデータも確認できます。
初期設定のハードルが若干高いですが、一度設定してしまえばあとは乗るだけ、という点は他の製品と同様。自動でデータが転送されるので、iPhoneなしでも活用できます。
Fitbit Aria FB201B/FB201W
FitbitのAriaは、Wi-Fi対応の体組成計です。米国では活動量計の代名詞となっているFitbitの体組成計です。計測できる項目は体重、体脂肪率、BMIと他の製品と比べると少ないですが、活動量計の「flex」や「Charge」などと連携できるのがポイントです。
国内版は未発売ですが、Fitbitが技術基準適合証明を受けており、輸入版を日本国内で使用しても電波法違反にはなりません。Amazonや家電量販店などで扱っているので、比較的入手は容易です。
Wi-Fi接続のハードルがやや高いですが、Fitbitの専用アプリにデータを統合できるメリットがあります。
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