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スポーツサイクルをもっと楽しくする「アクションカメラ」のおすすめ5選レビュー自転車はガジェットだ!

せっかくスポーツバイクに乗っているんだから、道中の綺麗な風景は記録しておきたいもの。そこで今回は自転車にオススメの「アクションカメラ」を紹介。

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 都内では桜が満開となり、筆者の活動している埼玉県中部も桜が5分咲きになってきた(記事執筆時点)。自転車で走っていると、桜や菜の花など綺麗な花に巡りあうことも多いだろう。また、景勝地に足を運ぶと息を呑む絶景が待っている。これもまた、スポーツサイクルの醍醐味(だいごみ)なのだ。

 せっかく自転車で走っているのだから、道中の動画でも撮影しようと思うところだが、片手にスマホやデジカメを持って撮影はいただけない。ルール違反だし、なにより危険すぎる。

 そこでおすすめしたいのが、「アクションカメラ」というアイテムだ。よくテレビ番組で芸能人ロケなどに使われる小さいカメラがそれにあたる。今回はアクションカメラでも特に自転車にオススメな5つのモデルを紹介していこう。

GoPro HERO4 シルバー アドベンチャー


GoPro HERO4 シルバー アドベンチャー

実売価格:5万4000円前後(防水ハウジング込み)

 テレビでも多く利用されているアクションカメラ一番手「GoPro」である。最新モデルかつ高性能モデルでは、7万円近い値段になってしまうが、ひとつ下のグレードとなるHERO4 シルバーであれば5万4000円で購入できる。しかしながら、それでも他社モデルと比較するとかなり割高だ。

 メリットとしては、多くのGoPro用オプション資産が利用できるため、カメラ購入後すぐに好きなようにカスタマイズできるところと、高画質で撮影できるところ。

 なお、一つ前のモデルとなるHERO3であれば3万円〜4万円ほどで購入できるため、そちらを狙うのも手だが、初心者こそ少し高くても液晶付きのHERO4をゲットしておくことで、撮影位置のミスなどを防げるだろう。

フルHD動画撮影
防水 △(防水ハウジング必要)
バッテリーフル充電での連続撮影 約2時間
スマホ連携
本体ディスプレイ
メリット 最大手だけあり豊富なオプションが用意されている、画質が非常に綺麗
デメリット 価格が高い、防水ハウジングで本体がやや大きくなる

SONY HDR-AS200V


SONY HDR-AS200V

実売価格:3万5000円前後

 2015年3月に発売したSONY製アクションカメラ新モデル。強力な手ぶれ補正により、自転車に取り付けた際などのブレを軽減してくれる。さらに上位モデルとして4K動画撮影できる「FDR-X1000V」があるが、4K動画撮影有無以外の性能差があまりない「HDR-AS200V」のほうのお得度が高いだろう。

 なお、コンパクトモデルとなる「HDR-AZ1」もあり、こちらは実売2万8000円前後だが、バッテリーが小型化されているため、連続撮影時間が短くなってしまっている。価格や性能とバッテリー性能を加味すると、中間モデルとなる「HDR-AS200V」が良いだろう。

フルHD動画撮影
防水 △(本体のみでは防滴)
バッテリーフル充電での連続撮影 約2時間
スマホ連携
本体ディスプレイ △(モノクロディスプレイ)
メリット 強力な手ぶれ補正、動画撮影モードが豊富、動画編集ソフトが便利
デメリット とくになし

Panasonic HX-A500


Panasonic HX-A500

実売価格:2万7000円前後

 昨年、民生用4K30fps(秒間30コマ)動画撮影可能な初のアクションカメラとして登場したモデル。最大の特徴はカメラ部と本体が分かれた2体型モデルで、カメラ部が約31グラムと軽量。そのため、キャップやヘルメットに取り付けて目線撮影が得意なモデル(本体はアームバンドケースに入れる)となる。なお、本体には撮影確認用ディスプレイがあるため、スマホと連携する必要なく撮影角度の確認や撮影後のチェックが可能。

 カメラ部と本体は70センチのケーブルで接続されるため、スポーツバイクのハンドル部に固定して使うには少し工夫が必要だ。ちなみに、Panasonic製モバイルバッテリーからの給電撮影に正式対応している。

フルHD動画撮影
防水
バッテリーフル充電での連続撮影 約2時間
スマホ連携
本体ディスプレイ
メリット 珍しい2体型モデルのためカメラ部が極めて軽量、手頃な価格で4K動画撮影できる、本体にディスプレイがある
デメリット ハンドルなど車体に固定する場合2体型モデルは工夫が必要、前モデルよりも本体が大きくなった

Shimano スポーツカメラ CM-1000


Shimano スポーツカメラ CM-1000

実売価格:2万6000円前後

 自転車パーツ最大手のシマノが、自転車と釣り(釣りでも大手だ)に特化したモデルとして昨年投入したのがこのモデル。大きな特徴は、軽量と防水ハウジングなしでの水中撮影に対応していること、それと180度の魚眼レンズ撮影が可能なところ。ほかのモデルとは違い、手ぶれ補正は搭載されていないが、F値2.0という他モデルよりも明るいレンズを搭載することでカバーしている。

フルHD動画撮影
防水
バッテリーフル充電での連続撮影 約2時間
スマホ連携
本体ディスプレイ ×
メリット 明るいレンズで暗所にやや強い、魚眼レンズで広く撮影できる、軽量コンパクト、価格が手頃
デメリット 説明書が簡素すぎて分かりにくい、ほかのモデルと比較すると画質が若干落ちる、本体ディスプレイがない

GARMIN VIRB-Jelite


GARMIN VIRB-Jelite

実売価格:3万6000円前後

 こちらはカーナビやサイクルコンピューターで有名な「GARMIN」のアクションカメラ。ナビ大手だけあり、このモデルだけ単独でGPS搭載している。そのため、撮影後にルートの確認などが可能だ。さらに他モデルとは違い大容量バッテリーを搭載し、連続3時間の撮影をうたっている(ほかのモデルは2時間程度)ため、ロングライドに向いているアクションカメラと言えよう。

 欠点は、本体が大きいところ。ほかのモデルが100グラムを切るものも多いなか、177グラムと重量級なのがネックだ。

フルHD動画撮影
防水
バッテリーフル充電での連続撮影 約3時間
スマホ連携
本体ディスプレイ
メリット 本体にディスプレイがある、単体でGPS搭載している、GARMINのサイクルコンピューターと連携可能、バッテリーもちが良い
デメリット 大きい、重い

まとめ

 ここまで5モデルを紹介してきた。

 これらの中でおすすめは、画質重視なら「GoPro」が良いだろう。また、発売されたばかりの「SONY HDR-AS200V」も捨てがたく、明確な欠点がなく、優等生といったところだ(ちなみに前モデルのAS100Vは発熱に難ありというレビューがあるが、これはどうだろうか)。

 機能重視と、ロングライドでは「GARMIN VIRB-Jelite」が良さそうだが、自転車乗りにとって大きなモデルは気になることだろう。

 なお、どのモデルでも共通しているのは、スマホ連携できるため撮影エリアの確認などはスマホ経由で可能というところだ。このへんがとってもガジェットぽい。やっぱり自転車はガジェット!なのだ……無理やりすぎか。

 ちなみに筆者は、自転車以外には使わないのと、魚眼レンズに興味があったため、先日「Shimano スポーツカメラ CM-1000」を購入してみた。まだ買ったばかりでロングライドに持ち出せていないが、いまからどのような撮影ができるか楽しみである。

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