安心・安全でかっこいい、cadoとCLYTIAの“心地よい”ウォーターサーバーを買い取りで使う:水を買うライフスタイル
ウォーターサーバーを家に導入する、というとなんだか一大決心のように感じるかもしれませんが、天然水がいつでも飲める環境は、けっこう簡単に作れます。ウォーターサーバーも、デザイン家電のようなかっこいい製品が登場しています。
「湯水のように」という言葉があることからも分かるとおり、古くから日本では、水は惜しげもなく、無駄に使えるものでした。水道の蛇口から飲める水が出てくる環境があるのが当たり前だと、わざわざ水を買って飲むという習慣は、欧米のようには広がりません。実際、まだ世の中の79.5%の人が、飲料水の宅配サービスを利用していないといいます。
ナチュラルミネラルウォーターの宅配サービスを手がけるウォーターダイレクトは、まだウォーターサーバーを家に導入していない8割弱の人たちに、どうしたらウォーターサーバーを使ってもらえるか、どんなサービスがあれば定期的に水を購入してくれるかを考えてきました。そしてAmadanaとコラボした、デザイン家電のようなウォーターサーバーを開発したり、日本国内の3カ所から天然水を採水して宅配するサービスを始めたりしています。
割賦販売に対応、3年契約による値引きで実質0円に
そんなウォーターダイレクトが、日本発の家電ブランドcado(カドー)と協業し、コンセプト作りから設計、製造までを共同で行った、新しいウォーターサーバー「cado×CLYTIA ウォーターサーバー」を発表しました。オフィスに置いてあるような、無骨でかわいげのないウォーターサーバーとはまったく異なる、キッチンやリビングに置いても見栄えのいい、高級家電のようなウォーターサーバーです。
飲料水を販売する事業者の多くは、ウォーターサーバーを無料で貸し出し、飲料水を定期契約で購入してもらうというビジネスモデルを採用しています。言ってみれば、昔の携帯電話のようなもので、0円でウォーターサーバーを配り、毎月の飲料水の料金でウォーターサーバー代金を回収しているわけです。そのためウォーターサーバーそのものにはあまりお金をかけられない、という事情もありました。
これに対しウォーターダイレクトは、ウォーターサーバーの買い切りモデルを採用しました。価格は4万3200円(税込)。前述のとおり無料でレンタルされるウォーターサーバーが多い中では、高価な上に買い取りになるという、かなり挑戦的な価格設定ですが、スマートフォンを購入するときのように、割賦販売の仕組みを用意しています。
さらにcado×CLYTIA ウォーターサーバーを購入したユーザー限定で、「ずっとクリティアプラン」という、3年契約のプランを用意し、12リットルの天然水1本あたり324円(税込み)の割引を提供します。つまり、天然水を1カ月に4本注文すれば、3年間で割引額が4万6656円になり、ウォーターサーバーが実質無料で利用可能になるというカラクリです。
ちなみに12リットルの天然水4本分は、2人の子どもがいる4人家族くらいだと平均的に使い切るくらいの量とのこと。特にサーバーがあると今まで以上に水を使うようになるので、十分元が取れるのではないかとのことでした。
水ボトルを下に収納するなど、使いやすさにこだわり
このウォーターサーバーを手がけたカドーがどんな会社なのかは、ITmedia Lifestyleの記事にもあるとおりですが、注目すべきは、デザインを担当した鈴木健氏が語った、そのコンセプトです。
「使う人の心地よさを突き詰めないといけないと考え、『人に寄り添う』デザインを考えました。また、子どもから大人まで、安全で安心して使えるデザインでもあります。もの作りにとってはものすごく基本的な考えですが、そこに真摯に取り組みました」(鈴木氏)
cado×CLYTIA ウォーターサーバーは、本体の下部に水のボトルを収納し、ポンプで上部の冷水タンクと温水タンクに水を送る仕組みを採用した点が特徴的です。一般的なウォーターサーバーは上部に水のボトルを置きますが、これでは女性やお年寄りが持ち上げるのが大変という課題があり、あえて下に設置する構造にしたとのこと。また出水口の位置が一般的なウォーターサーバーより10センチから20センチ高く、腰をかがめなくても水がコップに入れやすい、陰影を演出するためのくぼみが中央にあり、上からのぞき込んだときコップの中身が見えやすいといった特徴もあります。サイズは幅30×高さ115×奥行き38.6センチ。
小さな子どもが触ってやけどをしたりしないように、背面にチャイルドロックのスイッチを用意し、温水はHOTボタンを3秒以上長押ししないと出ないようにするなど、安全への配慮もしています。ecoモードを用意していて、光センサーにより部屋が暗くなったことを感知すると温水スイッチをオフにしたり、通常は83度の温水を90度まで再加熱するといったことも可能です。
4万円台の後半と聞くと、ウォーターサーバーとしてはちょっと高いと感じる人も多いかと思います。ですが、このカドーのデザインによるかっこよさ、割賦販売や専用割引プランといった、買いやすさへの配慮などを考えると、むしろ買い得なのではないかとも思えます。いざというときの水の備蓄にもなりますし、「水を買う」生活にも、そろそろ注目してみてはいかがでしょうか。
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