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コラム

Apple Watchで目にした謎の単語「エリプティカル」とは何なのか調べてみた

Apple Watchのワークアウトアプリでは、10種類の運動の中から、最適なものが選択できますが、その中の1つに「エリプティカル」というものがあります。これを知っている人は、かなりしっかり運動をしている人ではないでしょうか。

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エリプティカル
Apple Watchのワークアウトアプリ。下の方にスクロールしていくと、「エリプティカル」というなじみのない単語が

 Apple Watchの「ワークアウト」アプリ、使っていますか? 通勤や通学などでしっかり歩いたときなどにも、「アクティビティ」アプリのエクササイズの数字は自動的に加算されますが、ワークアウトアプリを使うと、簡単に消費カロリーや時間、距離などを目標にして運動できます。例えば家から駅まで、あるいは駅から家まで歩くときなどにも使ってみるといいのではないでしょうか。

 終了後には運動に費やした距離や時間、カロリーや、ランニングやウォーキング、サイクリングでは平均ペースなども算出してくれます。心拍計(脈拍計)で計測した心拍を元に運動強度を判定しているので、それなりに信頼できる数字になるはずです。運動した結果はアクティビティのエクササイズの時間にしっかり加算されますので、ワークアウトアプリを使って30分運動をすると、手っ取り早く1日の目標を達成できます。

ワークアウトアプリの運動の種類は10種類

 さて、そんなワークアウトアプリですが、あらかじめ用意されている運動の種類が10種類あります(表示される順番は使用した順に並び変わります)。Appleは、Apple Watchの開発にあたり、社内にスポーツジムを作っていろいろな検証をしたといわれています。その過程で、あるといいだろうと選ばれたのがこの10種類なのだと思われます。

  • ウォーキング
  • ランニング
  • サイクリング
  • 室内ウォーキング
  • 室内ランニング
  • 室内自転車
  • ステッパー
  • エリプティカル
  • ローイング
  • その他

 ウォーキングやランニング、サイクリングは理解できますが、ステッパーやエリプティカル、ローイングは、ジムに通っていない人はあまり目にしない用語です。なんとなくステッパーは足踏みする機械、ローイングは船のオールをこぐような動作をする機械なんだろうな、というのは想像はできますが、エリプティカルは、謎に包まれた単語ですね。これは何だろう、と思った人も少なくないのではないかと思います。

エリプティカルとは?

 そこでエリプティカルとは何なのか、調べてみました。

 エリプティカルは、英語で書くと「elliptical」。直訳すると「楕円形」という意味ですが、これだけではなんのことかまだ分かりません。Googleで検索してみると、ジムなどにある、全身で有酸素運動をするための機械であることが分かります。エリプティカルトレーナー、あるいはクロストレーナーなどとも呼ばれるようです。米国ではかなりポピュラーなエクササイズマシンのようです。

エリプティカルトレーナー
ジョンソンヘルステックジャパンのエリプティカルトレーナー「ANDES 7i」
ジョンソンヘルステックジャパンが販売する家庭用のエリプティカルトレーナー「ANDES 7i」

 機械自体は、回転運動をする、負荷をかける部分と、ステッパーのような足を置く場所、そして足のパーツとつながった長い棒状のハンドルが用意されていて、クロスカントリースキーのような体の動きをするのが特徴です(腕は固定のハンドルを握ることもあるようです)。足が楕円形の動きをするので、エリプティカルなんですね。心拍を測りながら、専用のコンピューターでペースなどを管理しつつ運動ができます。

 最大の特徴は、ランニングなどと違って、着地をする動作がないため、ひざや足首など関節にかかる負担が少ないこと。また全身運動になるため、比較的負荷の高い運動になるのもポイントです。

 エリプティカルトレーナーは、業務用の高価なものだけでなく、家庭用の比較的コンパクトで安価なものまで、幅広い製品がありますが、かなり場所を取るので、スポーツジムで利用する人がほとんどでしょう。

 普通に運動をしているとなかなか使う機会はなさそうですが、スポーツジムに通っている人は、このエリプティカルモードを試してみてはいかがでしょうか。

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