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ダイエットはゲームと一緒に「Ingressは楽しいから全然つらくない」――ネタフル・コグレマサトさん(2/3 ページ)

各界で活躍し「周りが放っておかない人」に生活習慣や健康のコツを聞く本連載。今回は、「ネタフル」を運営するアルファブロガーのコグレマサトさんにお話を伺いました。

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――運動管理のためのアプリは使ってますか?

 以前はMOVES(ムーブス)というアプリで運動量を計測していましたが、今はPOPOPO(ポポポ)に変更しました。

 チェックするのは歩数と距離。数字を見てどうこうするわけではなくって、単純に「あー、こんなにも歩いたのか。ガンバったな、フフフ」と思うだけです(笑)。達成感を味わうんですよ。多い日で2万歩(約15キロ)歩いてますね。


歩数は日によってバラバラ

約1400キロを共に歩いたウォーキングシューズ

――歩数がやけにバラバラですね。

 極端に歩数が少ない日は、自宅にこもって仕事して、外出していないんですね。フリーランスなので、生活パターンがカチッと決まっていないんです。日によってものすごく歩くときもあれば、そうでないときもあります。そのぶん記録を残すことに意味があるというか、変化を観察できて楽しいんですよ。

敵の少ない夜中に活動

――なんでも普通に食べるとのことですが、お酒は?

 酒は好きです。平均して週に2回飲み会が入るかな……。仕事やプライベートでけっこう飲んでいるほうかも。そのかわり、意識して休肝日を設けるように心がけていて、「家では飲まない」というルールを課しています。あと、「外出先であっても、一人のときは飲まない」ルールもあります。人が集まる場所でしか飲みません。

 飲み会後は家にはまっすぐ帰らず、Ingressで2時間歩くのは欠かしませんよ! 日中に歩くこともありますが、メインは21〜24時が僕のIngressタイムですので。

――夜メインなのは何か理由があるんですか。

 そのほうが人の目につかないし、なにより敵が少ないから(笑)。雨でも真冬でもやるのはまさにそれで、ますます活動がしやすくなるんですよ。雨の日はカッパではなく、傘をさして歩きます。

 こんなにハマってしまった理由をつらつら考えてみると、きっと努力した分だけ確実にレベルアップするからだと思います。やっただけの達成感が味わえるっていいですね。Ingress初心者だったころは、「今日は5キロも歩いた! 自分すごい! ねえ見てよ、今日は5キロも歩いたんだよ」って先輩エージェントに報告したら、「5キロなぞ、赤子のハイハイに等しいワ」と一刀両断されて愕然として、「なにくそ」ってヒートアップして歩数を伸ばしていきました。

 人に負けたくないって気持ちが湧いてくるという意味では、Ingressにはスポーツの要素もあるかもしれないですね。

――一人でやってると、寂しくなりません? 飽きちゃうとか。

 Google+ ハングアウトで仲間と情報共有&交換して協力関係を構築していますよ。僕の住む浦和は緑の勢力が圧倒的に強くって、青(レジスタンス)の僕は人一倍がんばらなければならず、結果的に運動量アップにつながっているんでしょう(笑)。

 Ingressってレベル8までは、誰でもわりとカンタンに到達できます。しかし、それ以上を目指すには難度が少々上がりまして、各種メダルが必要になってきます。こういった要素も飽きさせない工夫なんでしょうね。実際、ぜんぜん飽きませんから。

 例えばSojourner(ソジャーナ)というメダルを獲得するには、1日1回ハックせねばなりません。Explorerを手に入れたければ、新しいポータルをハックする必要があります。ただ闇雲に歩きまわるのではなく、定まった条件をクリアしていかねばならないんです。

――何も考えずに無目的に歩きまわっているのかと思ってました……。

 Ingressをしたことがない人には、「スマホ見ながら、ただ歩いてポチポチとスマホ画面をクリックしているだけ」に見えてしまうかもしれないですが、Ingressの奥深さはハンパないですよ。なんせ、今や世界大会が開かれる規模ですからね。遠隔地同士で連絡を取り合って陣地を拡大したり、敵の工作を先回りして妨害したり、作戦を立ててバーチャルな戦を繰り広げているんですよ。体力だけでなく、頭も使う熾烈な闘いです!


「LVL15」の文字が燦然と輝くコグレさんのIngress画面

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