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「スマホからポチっと」自転車グッズの海外通販に挑戦してみる自転車はガジェットだ!

Amazonや楽天など、自転車グッズもガジェットのように「ポチる」ことが多くなった。それと同時に、海外とのやり取りはどうなのか、気になって実際に購入してみた。

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 ロードバイクやクロスバイクに乗っていると、まるでガジェットかのように小物をポチってしまうようになる。

 その理由としては、各種パーツ類が比較的共通化されているため導入しやすいことや、スマホホルダーやアクションカムなど、まさにガジェット的なアイテムが多いこと、ウェア類も多くて豊富、といった点が挙げられる。まさに「自転車はガジェット!」なのだ。

 そんなこともあり、筆者はAmazonや楽天経由で毎月のように自転車グッズを購入している(ような気がする)。さらに最近は、いよいよ海外通販にまで手を出し始めたのだ。これにはいくつかの理由がある。

なぜ「海外通販」か

 筆者が海外通販に手を出し始めた理由は、主に以下の3つだ。

  • ウェア類が安い
  • パーツ類が安い
  • レアなアイテムがある

 特に最近の円安傾向により、国内でパーツを購入するのは割高な印象を受ける。その分、海外通販であれば手頃というわけだ。

 といっても「英語分かんない」「いつ届くのか不安」といった要素があるのも事実。そこで、実際に海外通販を試してみることにした。

「wiggle」と「CYCLING EXPRESS」

 今回、海外通販に挑戦したのは、スポーツバイク乗りには定番の「wiggle(ウィグル)」と、国内通販のような感覚で購入できる「CYCLING EXPRESS(サイクリング エクスプレス)」の2つ。なぜこの2つを選んだかというと、「日本語OK」「分かりやすい」「有名だから」と、単にこれだけである。

 さらに、どちらも実績や国内人気があるため、比較的挑戦しやすいと思ったのが最大の理由。


「CYCLING EXPRESS」

「wiggle」

 両サイトとも、注文からアフターサポートまで全て日本語OKなので、あとは好きなアイテムを「ポチる」だけ。その感覚や、Amazonと変わらないのではないかと思えるほどだ。

 しかし、海外通販だからこそ注意したいこともある。

送料が意外と高い

 これは海外通販ならでは。「wiggle」は約7500円以上注文すると送料無料だが、それ未満では1000円ほどの送料がかかる。「CYCLING EXPRESS」も同様に7000円以上注文することで送料無料になるが、そうでない場合は1450円の送料(パーツ、ウェア類)がかかる。そのため、国内通販でありがちなちょっとしたものをポチるのには向いていないと言えよう。

 買うならば、7000円〜8000円ほど一気に購入したほうが、結果として送料がかからずに安くなる。

到着まで日数がかかる

 こちらも海外通販ならでは。日本で受け取るために税関を通す必要があり、意外と日数がかかる。今回、両サイトとも5月1日に注文したのだが、「CYCLING EXPRESS」は5月7日に、「wiggle」は5月15日に自宅へ到着した。国内通販のように、翌日配達というわけにはいかないので、日付に余裕を持って注文しよう。

 特に「wiggle」は2週間ほどかかってしまったため、「本当に届くのかな」と、ちょっともやもやした気分になった。

ウェア類のサイズに気をつける

 海外通販トラブルでよく目にするのが、「注文したウェアのサイズが大きすぎる」問題だ。これはアジア人と欧米人の体型の差によるものが大きい。特に「wiggle」はイギリスの通販サイトなため、サイズ表記が欧米人ベースとなっている場合が多い。

 個人の体型にもよるが、日本でのサイズ(S〜XL)よりも、ワンサイズ小さなサイズを選ぶと良さそうだ。実際筆者も今回「wiggle」経由でサイクルジャージを購入したが、普段はXLを注文するところをLにしてみたところピッタリだった。

国内通販のようにしっかり梱包じゃない

 Amazonなどで注文すると、「やりすぎじゃない?」と思えるほどしっかりした梱包で配達してくれる。それでは、海外通販はどうだろう。今回両方のサイトでウェア類を注文したところ、ふんわりした袋に入って到着した。「CYCLING EXPRESS」は配達員が玄関まで持ってきてくれて手渡しだったのだが、「wiggle」は郵便ポストに入れてある状態だった。

 発送側としては、基本的に「中身が問題なければ良いじゃない」という考えなのかもしれない。この点は最初から認識したうえで、輸送パッケージが多少損傷していても気にしないようにしたい。


今回注文したのはウェア類だったため、ふんわり梱包で到着した

価格ははっきりとしたメリット

 このように、結構注意点があるのが海外通販なのだ。しかし、値段が国内よりも安いこと! これははっきりしている。

 特にホイール類は、国内で購入すると5万5000円するようなグレードでも、海外では4万円で購入できてしまうほど。その差は1万5000円。デカい。

 今回購入したウェア類も、

  • ジャージ(上) 「wiggle」で約3000円
  • レーシングパンツ 「CYCLING EXPRESS」で約2400円

 で購入できた。

 これらを国内で購入しようとすると、どちらか片方だけでも1万円以上かかることもザラである。

 ちなみに、今回は検証として、それぞれバラバラに購入したため、送料だけで合わせて2500円ほどかかってしまったが……。


どちらも手頃な値段で購入でき、大変満足し愛用している

 ぼちぼち海外通販に手を出してみるか〜という人、スマホでスポーツバイクのアイテムをポチれる時代になったのだ。

 だって、「自転車はガジェット」なのだから、モバイルガジェット(スマホ)からも購入してしまおう。

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