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コラム

汗以外にもある、体臭が発生する原因

暑くなると特に気になる体臭ですが、汗の臭い以外に体臭の原因があります。何が原因で発生し、どうやったら防げるのか紹介します。

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体臭が発生する原因は?

 体臭は汗をかくこと以外にも原因があります。どのような原因があり、それぞれどういった対策が必要なのか紹介します。

便秘は体臭や口臭の原因となる

 便秘は肌荒れや肥満などのほか、体臭や口臭の原因にもなります。便が長い間腸に溜まっていることで、悪玉菌が発生して便が腐敗・発酵し、有害物質が発生し、それが臭いの原因となるのです。通常は便と一緒に排出される有害物質が、腸の壁から吸収され血液の中に入り込んで、皮膚や呼気から臭いを発生させてしまいます。

 対策としては便秘を解消することです。腸内の悪玉菌の数を減らし、善玉菌を増やすヨーグルトやキムチ、納豆などの発酵食品、食物繊維を食べるようにしましょう。また、腸の蠕動運動を促すマッサージをしたり、腹筋を鍛えたりすることで排便をしやすくする、などの対策も必要です。

疲労が体臭をきつくする

 疲労がたまると、体からも臭いが発生しやすくなります。疲労臭とも呼ばれ、近年では増加傾向にあると言われています。

 疲労臭の原因は体内から出るアンモニアです。ストレスや疲労がたまると、肝機能が低下します。そのためアンモニアを解毒しきれなくなり、血液中にアンモニアが流れ出していまい、皮膚や呼気からアンモニア臭がするようになるのです。

 十分に寝ても疲れが取れない、だるい、と感じたら無理をせずに休息を取るようにしましょう。食べ過ぎやアルコールの過剰摂取も控え、肝臓に負担をかけないようにすることも大切です。

 また、シャワーだけでなく湯船につかることで血行をよくすることも必要です。血液循環がよくなり熟睡できれば、体内の乳酸とアンモニアが減少し臭いの原因を減らすことができます。

病気が原因の体臭も

 病気が原因で臭いが発生することもあります。糖尿病になると甘酸っぱい臭いが、脂漏性皮膚炎の場合は油っぽい臭いがすると言われています。さらに、甲状腺機能障害などを発症すると、皮脂腺が刺激されて体臭が強くなるそうです。

 さまざまな臭い対策をしても改善されない場合は、病院に行くことをお勧めします。

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