advertisement
うだるような暑さの日が続いている。東京では8月4日時点で、最高気温が35度以上となる「猛暑日」が5日連続となり、各地で熱中症による緊急搬送が相次ぐなど、真夏のただ中とはいえ深刻な状況だ。
そんな中、この猛暑に対応すべく新制度を導入したのが、ソフトウェア開発・販売などを手掛けるインフォテリア。同社では、オフィスのある東京と大阪の最高気温が35度を超えると予想される日には、在宅勤務を推奨する制度を2015年8月から導入した。当日午前5時に気象庁が発表する天気予報を基準とし、上長の許可を得て実施される流れだ。
社長がシンガポール在住であるインフォテリアでは、日ごろから全部門でテレビ会議サービスを活用し、全社員支給のタブレット端末で業務管理を行うなど、「テレワーク(在宅勤務)に適した業務インフラが既に整っている状況」(同社)だったことも導入決定の理由としている。
花粉症の季節だけ「花粉疎開」することを許可した会社などと同様に、こうしたフレキシブルな制度は業種や職種によって取り入れられるか否かが大きく変わってくるとも考えられるが、従業員満足度や業務効率化に資する取り組みの一つとして、今後さらに世間的に受け入れられていく可能性が期待できるだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 花粉症から"リモートワーク"で逃げる――エンジニアに最大限の自由を「spice life」の働き方
花粉症の社員の一言がきっかけで、遠隔地からでも自由に働ける制度を作ってしまった会社がある。