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ウェアラブルデバイス「Activite Pop」 防水仕様で8ヶ月動作する活動量計

スタイリッシュな時計の中に活動量計を備えたWithingsの「Activite Pop」の販売が国内でも始まりました。「Activite」との違いを中心に観てみましょう。

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 活動量計というと、色は黒で、ラバー製のボディのイメージが強いですが、スタイリッシュなカラーリングと、腕時計のような外観を持つ製品もあります。フランスのWithingsの「Activite Pop」もそんな製品の1つ。いかにも活動量計というデザインではないため、時計として自然に身に着けられるのが魅力です。

 先行して販売されている「Activite Pop」はカーフレザー製のバンドを備え、風防はサファイアガラス製のため価格も6万円前後と高いですが、Activite Popはラバー製のバンド、プラスチック製の風防などによりコストを抑え、質感は維持しつつも購入しやすい、2万円前後の価格を実現しています。

 ボディカラーはブライトアジュール、ワイルドサンド、シャークグレーの3色で、どれもビジネスシーンからカジュアルまで幅広く合わせやすい色合い。今回はブライトアジュールの実機の外観を中心に紹介します。

Activite Pop
Activite Pop
Activite POP

 ブルーアジュールは、Withingsの定番カラーとも言える色。渋めの青なので、それほど服を選びません。針の色が白で見やすいのも特徴です。ケースは金属製なので独特の光沢感があり、廉価版といえども安っぽさはありません。ちなみにワイルドサンドは若干コントラストが低めですが、女性に合いそうな色です。

 文字盤の右下にある小さな針は、歩数の目標に対する進捗(しんちょく)率をパーセント表示する専用の針。この針が唯一活動量計らしさをうかがわせます。

Activite Pop

 本体は5気圧、水深50メートルまでの防水仕様で、水泳の計測にも対応しています。Activiteのようにバンドを交換しなくても水の中で使えるので、Activite POPの方が使い勝手は良さそうです。バッテリーはCR2025で、約8カ月動作します。

Activite Pop
Activite Pop

 バックル部分は金属製。余ったバンドを止めるための定革と遊革は、文字通り1つは固定されていて1つは自由に動かせる、時計の作法に従ったものを備えています。

Activite Pop

 バンドは内側にある金属製のレバーをずらすことで簡単に着脱できます。国内では未発売ですが、海外では純正の交換用バンドもあるので、色のバリエーションを楽しむことも可能です。

Activite Pop

 ケースにボタンやリュウズは一切なく、すべての設定や操作は専用のスマートフォンアプリから行います。iOS 7以上、もしくはAndroid 4.3以上のスマートフォンが必須になります。

Activite Pop

 直径は36.3ミリ。重さは約37グラムです。Apple Watch(42ミリケース)と並べると、すっきりとシンプルな文字盤が目を引きます。

Activite PopActivite Pop

 専用アプリでは、購入したActiviteやPulse O2などの活動量計を登録し、管理できます。1つのアプリに登録できる歩数計は1つなので、残念ながらActiviteとActivite POPを両方登録しておき、適宜使い分ける、といったことはできません。時刻はBluetoothで同期する際に自動で調整してくれますが、最初の時刻合わせはスマートフォンアプリからダイヤルを回して針を12時の位置に合わせる必要があります。タッチパネルディスプレイの操作と同期して針が動くのが面白いです。

Activite PopActivite Pop

 歩数や睡眠時間などの測定データはすべて専用アプリWithingsで閲覧・管理します。定期的に水分を取るようにアラートを出したりする機能があるのが特徴で、設定しておくと適宜時計が震えて知らせてくれます。

 活動量計のメリットは分かるけど、デザインがちょっと……と思っていた人は、ぜひActivite POPの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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