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第41回 Apple Watchを使うと運動量が増える“ウェアラブル”の今(2/2 ページ)

Apple Watchユーザーは、Apple Watchを身に着けることで実際に運動量が増えている――。そんな調査結果が発表された。生活習慣は3カ月からが変化を体験し始めるタイミングといわれるが、Apple Watchはこの壁を越えられるのだろうか。

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Apple Watchの設計思想と今後の展開

 Apple Watchでは、活動量について、3つのリングでその達成度を簡単に確認できる仕組みになっている。思想としては、目標を3つに分けることで、どれか1つでもゴールに到達でき、モチベーションを削がない工夫が施されているそうだ。

 またwatchOS 2では、iPhoneなしでアプリを実行させることができる環境が広がることから、Apple純正以外のエクササイズ関連のアプリも活況となるだろう。ゴルフやテニス、その他のスポーツのトラッキングなどもできるようになると思われる。

 このあたりの思想や将来像については、Apple本社での取材を予定しているので、追ってお伝えできればと思う。

 最後に、夏らしい経験談と言うべきか、以前のステーキの話に続いて再び肉の話で恐縮だが、今回はバーベキューとApple Watchの話。

 筆者の住むバークレー市に限らず、公園にはバーベキューができる炉が設置されていて、空いていれば自由に使うことができる仕組みになっている。ちょっと夕食に、公園で火をおこして焼く、という日常も可能だ。

 先日のバーベキューの際、ちょっと炭が湿っていて火力がなかなか上がらなかったので、1時間ほどあおぎ続けていたところ、それがすべてApple Watchの「エクササイズ」と認識され、2つ目の緑のリングに1時間近く加算されていて驚いた。

 あまり実感のないエクササイズだったものの、実際に動いていたことは確かだ。食事をしながらあおいでいたので、結果的にカロリー消費が勝るのか、摂取が多かったのかを考えると、おそらく後者だと思われる。

 多くの人にとっては非日常ともいえるバーベキュー。筆者が勝手に週に何度か火をおこすようになっただけなので、ステーキを食べる動作ほどは共感が得られないと思うが、火をおこすだけでエクササイズやムーブのリングが振り切ってしまうのが、少しズルをしているようで気になっている昨今だ。

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