自衛隊員のカロリー摂取量ハンパない!男前すぎるミリメシの魅力
陸上自衛隊といえば、いつも訓練中に戦闘食を食べているようなイメージがありますが、普段の食事は、一見、どこにでもありそうな定食スタイル。けれど、まさかの総カロリー量に「自衛隊員すげー!」と声を上げたくなります。
現在、日本全国各地に160以上ある陸上自衛隊駐屯地。日々、災害派遣や国際平和協力活動、教育訓練などに励んでいます。そんな大事な任務を行う自衛隊員たちは、毎日どんな食事をしているのでしょうか?
一日の総カロリー3200kcal!?
自衛隊の食事は、各駐屯地の栄養士が考えた栄養バランスのとれた定食ものばかり。さばの味噌煮やコロッケ、マカロニサラダに、ご飯と味噌汁など、普通の社食によくあるメニューがそろっています。
しかし、その一食のカロリーは1200〜1300kcal前後とかなりのもの! 三食食べれば当然、3000kcalは優に超えてしまいます。一日に必要な食事摂取量の推定カロリーは、成人男性で2500kcal前後、成人女性で2000kcal前後といわれているため、自衛隊員の場合、成人男性としては、約500〜700kcalほど多く摂取していることになります。
毎食、吉野家の牛丼特盛レベル!
しかし、1200〜1300kcalの定食メニューといわれてもピンとこないものです。そこで、有名チェーン店の人気メニューの中で、同カロリーのメニューをイメージすると分かりやすくなります。
【参考】
- 天下一品 こってり 並 949kcal
- 吉野家の牛丼特盛 1063kcal
- CoCo壱番屋のビーフカツカレー 1291kcal
- フジパンのメロンクーヘン 1255kcal
ちなみに、これらのカロリーを消費するのに必要な運動量は、階段昇降約4時間、ジョギング(120m/分)約3時間半、水泳(クロール)約1時間程度。
自衛隊員はそれだけの活動を毎日行っているというわけです。ちょっとなまけたら一気に激太りしてしまいそうですね。
“ミリメシ”オタクもうなる戦闘糧食がシンプルすぎて男前
もちろん、自衛隊員が食べているイメージが強い「戦闘糧食」も、災害派遣などの任務の際に食されています。野外で食べるときは、炊事専用の車内でまとめて湯煎にして食べるのだそう。陸上自衛隊 広報チャンネルは、YouTube上で「戦闘糧食ランキング」という動画を公開しており、30万回以上再生されています。
気になるメニュー内容は、缶やレトルトパックに入った赤飯や鶏飯などのご飯ものの他、ハンバーグやコンビーフ、味付けまぐろなどのおかず類も充実。中には、たくあんの入った缶詰めまであります。いずれも至極シンプルで飾りっ気のない男前な内容。“ミリメシ”オタクもうなりそうですね。
いずれにしても、これらも一食のカロリーは1000kcalを超えるもの。自衛隊の世界では、われわれとは食の感覚が異なるようです。
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