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iOS 9で追加された「低電力モード」とは? 設定アプリに「バッテリー」追加

9月17日深夜から、iOS 9アップデートの提供が始まりました。これを導入すると、新たに「低電力モード」が利用できるようになります。バッテリーの駆動時間も延びるとされているので、インストールしたらぜひチェックしてみてください。

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iOS 9 バッテリー

 日本時間の9月17日午前2時頃から、iPhoneやiPadで利用できるiOSの最新バージョン、「iOS 9」の配信が始まりましたiOS 8からの進化ポイントは多岐に渡りますが、iPhoneユーザーの悩みの1つである、バッテリーの持ちを改善する機能が用意されています。

「低電力モード」が登場

 iOS 9をインストールすると、「設定」アプリの中に、「バッテリー」という項目が出現します。これまで「一般」の「使用状況」の下にあったバッテリー関連の項目が独立した格好で、アプリのバッテリー使用状況が確認できるほか、新設された「低電力モード」のオンとオフが切り替えられます。iOS 9にしたら最初にチェックしたい項目の1つです。

iOS 9 バッテリーiOS 9 バッテリー 「設定」アプリの中に「バッテリー」が新設されました
iOS 9 バッテリーiOS 9 バッテリー これまで「一般」の「使用状況」の下にあった項目に加えて、「低電力モード」の切り替えなどが用意されています

 低電力モードをオンにすると、バッテリーアイコンが黄色に変わり、モードが変わっていることが一目で分かります。オンにした状態では、メールの取得、アプリのバックグラウンド更新、自動ダウンロード、一部のビジュアルエフェクトなどを減らしたり、オフにしたりして、不要不急なバッテリーの消費を抑えます。

 ちなみにこの低電力モード、オンにしたまま充電すると、バッテリー残量が80パーセント以上になった時点で自動的に解除されます。再度オンにすれば80パーセント以上でも低電力モードで運用することは可能です。

iOS 9 バッテリー
低電力モードのまま充電すると、80パーセントになったタイミング低電力モードが解除されます

 充電する時間や場所が確保できず、モバイルバッテリーなども持っていなくて、少しでもバッテリーを長持ちさせたい場合などに役立ちそうです。

 バッテリーの消費状況をチェックできる機能は、これまでパーセント表示のみでしたが、新たに時間で確認することも可能になりました。

iOS 9 バッテリーiOS 9 バッテリー バッテリーを消費しているアプリを個別に確認できる画面では、使用時間が確認できるようになりました

バッテリーの持ちが約1時間長くなります

 Appleが後悔しているiOS 9の情報ページでは、バッテリー駆動時間が約1時間延びる理由を以下のように説明しています。

バッテリーの使用量を可能な限り削れるよう、オペレーティングシステム、アプリケーション、主要なテクノロジーの全体にわたって効率を向上させました。だから、あなたが毎日の様々なことにデバイスを使う時、バッテリーがさらに長持ちします。環境光センサーと近接センサーにより、画面を下にしてテーブルに置くとiPhoneがそれを認識するため、通知を受け取っても画面がオンになることはありません。

 確かにこれまでは、いろいろなアプリの通知をオンにしていると、通知があったタイミングで画面が点灯しては消える、を繰り返していました。その都度液晶ディスプレイとバックライトが電力を消費していたわけです。そのほかにも改善が行われているということなので、期待したいところです。

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