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ウェアラブル端末はヘルスケア業界での活用が主流に フロスト&サリバンが予測

リサーチ&コンサルティング企業のフロスト&サリバンが、ウェアラブル端末はヘルスケア業界での活用が主流になると予想。

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 企業を対象としたリサーチとコンサルティングを行っているフロスト&サリバンが10月8日に発表した調査リポートで、ウェアラブル端末はヘルスケア業界での活用が主流になると予測している。

 ウェアラブル端末は現在一部の市場で導入が進んでいるが、デバイスの改良が進むことによりマス市場への拡大が見込まれる。同社は独自の調査分析「ウェアラブル端末の世界市場におけるビジネス機会」で、この市場拡大に伴いヘルスケア業界におけるウェアラブル端末の大規模な導入が進み、有望なビジネス機会を生み出すと予想。

 またウェアラブル端末は、リアルタイムでの患者のモニタリング、術後のリハビリテーションなどの医療サービスに用いられ、その形態としてはスマートウォッチやフィットネスバンドが主流になると分析している。

 同社のICT(情報通信技術)シニアリサーチアナリスト、シュバ・ランクマール氏は、ウェアラブル端末が健康状態の管理ツールに留まらず、ユーザーと医療提供者間での双方向のコミュニケーションツールとしての活用が進む可能性も示唆。「ウェアラブル端末を通じてユーザーが自身で収集したリアルタイムのデータを共有することで、医療機関のオペレーションに向けたサポート機能も提供出来るようになるでしょう」(ランクマール氏)

 一方で、この分野におけるウェアラブル端末の利用拡大がプライバシーやセキュリティに問題を及ぼす可能性もある。今後、法整備が必要になることも同社は指摘している。

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