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コラム

学校給食の定番「ミルメーク」も進化している?

「ミルメーク」と聞いて「懐かしい」と感じる人もいるでしょう。牛乳に入れることで味に変化をつける商品です。

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 小学生時代に学校給食に出た「ミルメーク」を覚えている人も多いのでは? 出身地域によって知らない人もいるかもしれませんが、牛乳に味をつけて飲みやすくするという、当時は画期的なアイテムでした。しかし、このミルメークも時代を経て進化を遂げています。今回はそんなミルメークに迫ってみましょう。

ミルメーク開発秘話

 ミルメークとは、名古屋の食品メーカー「大島食品工業」によって、昭和42年に初めて発売されたもの。当時、栃木県の学校給食会では、子どもたちが残してしまう牛乳が課題でした。なんとかして牛乳を飲んでもらおうと、学校給食会が試行錯誤して、インスタントコーヒーのように味のついた粉末を溶かして子どもたちに飲ませることを提案しました。

 ミルメークは味を楽しむだけではなく「子供に栄養のある牛乳を飲ませたい」という意図があったのですね。

 その後、初代の「ミルメークコーヒー」と呼ばれる粉末が学校給食に登場したことで、人気に火がつき、日本全国の小学校や中学校で給食の定番となったそうです。

ミルメークの多彩なフレーバー

 1993年(平成5年)には「ミルメーク」も市販用に商品化されて、現在ではスーパーマーケットやドラッグストア、100円ショップなどで販売されています。

 現在、大島食品工業が発売しているミルメークは、粉末タイプとして8種類、液体タイプとして4種類のフレーバーが用意されています。粉末は、コーヒーをはじめとした、ココア、いちご、バナナ、メロン、抹茶きなこ、キャラメル、紅茶の8種類。液体タイプは、コーヒー、ココア、いちご、キャラメルの4種類のラインアップ。

 大人になった今、あらためてミルメークを購入して飲んでみる人もいて、その感想も「昔と変わらない」「飽きないおいしさがある」という声が挙がっています。

進化する現代版ミルメーク!

 東京浅草でなつかしの給食メニューを提供している「給食当番 御徒町店」でも、瓶入り牛乳と共にミルメークが添えられています。夜に居酒屋バーになったときには、なんとミルメーク牛乳ハイやミルメーク付きの脱脂粉乳ハイなどが楽しめるそうですよ。

 また、JA静岡経済連では、新たに静岡ならではの「静岡茶ミルメーク(液体)」の開発を進めているとのこと。開発中のミルメークでは、県内にある11のJAのブレンド茶から抽出した緑茶エキスが5%配合されているそうです。

 ミルメークを飲んだことがない人は、100円均一ショップでも気軽に手に入りますので、ぜひその味を確かめてみてくださいね。

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