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コラム

こってり党は甘党より太らない? 味の好みと体重の関連性とは

ある研究では、味の好みによって肥満の傾向が分かれることが明らかに。こってり党は思っているより肥満につながらない?

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 肥満症のリスクは誰もが気になるもの。肥満症を防ぐために何を食べればいいのか、何を好んで食べればいいのか、迷う人もいるでしょう。

 今回は味の好みが体重とどのように関係しているのか、紹介したいと思います。

体重

やっぱり甘党は体重増加の傾向が!

 国立がん研究センターは2009年に「味の好みと体重変化について」の調査結果を発表しました。男女合計2万9103人を対象に、数十年の体重変化と味の好みを分析。調査対象となった人たちの年齢は、調査を開始した当時(1990年)40〜59歳でした。

 結果、甘い味が「好き」もしくは「どちらでもない」と答えた人は「嫌い」と答えた人と比べて、10年間にわたり体重増加が見られたとのこと。一方、こってり味における同調査の結果では、10年間でそれほど体重増加に差が見られなかったそうです。

味の好みよりも分量に気を付けて

 こってり味の食事で必ずしも「太らない」とは言い切れませんが、研究では甘い味よりも体重変化に影響を及ぼさないことが明らかになりました。

 ちなみに、日本語の「こってり」とは、とんこつラーメンのように油脂が多く、味や色がくどいものを指します。“脂っこい”ともいいますね。ラーメンの他にステーキや味噌煮込みなどもありますが、食べすぎればこってり味でも甘い味同様、体重が増加していきます。

 味の好みを大切にするのもいいかもしれませんが、分量にも気を付けつつ食事をしたいですね。

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