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コラム

ヨーグルトが風邪やインフルエンザ予防に効く理由

風邪やインフルエンザ予防になぜ「ヨーグルト」や「乳酸菌」がおすすめなのか? その理由や効果に迫ります。

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 今シーズンのインフルエンザの流行ピークは例年より1カ月程度遅れ、1月がピークでした。1月下旬には都内で「インフルエンザ注意報」が出るレベルになり、手洗いやマスクの着用が呼びかけられる日もありました。

 油断できない2月ですが、インフルエンザの予防策に「乳酸菌」が注目されていることを知っていますか?

インフルエンザ

乳酸菌でインフルエンザ予防?

 2015年、KIRIN(キリン)が行ったプラズマ乳酸菌の実験では「乳酸菌には風邪症状の低減やインフルエンザ疾患率を抑制する働きがある」と結論付けられました。実験は対象の小中学生に週3回、プラズマ乳酸菌(JCM5805株)を含むヨーグルトを食べてもらい、インフルエンザにかかった人の割合を調べるもの。結果、インフルエンザの最大羅患率を約3割抑えることができ、累積羅患率も2〜3割程度だったとのことです。

 また、インフルエンザの予防だけではなく、のどの痛みが半減され、せきも約7割減と風邪の諸症状が軽減された人もいたようです。

 (※「プラズマ乳酸菌」とは、通常の乳酸菌と比べ、ウイルス感染を防御できる成分が備わっている乳酸菌。キリンと小岩井乳業が共同開発の際に発見したもの。)

糖尿病、認知症予防としての研究

 乳酸菌はウイルス予防になるだけではなく、糖尿病と認知症の予防にも適しているといわれています。光英科学研究所が行った乳酸菌の調査では、漢方薬を上回る糖尿病改善効果が見られ、メタボリックシンドロームに対してもその有用性が確認されています。

 インフルエンザから糖尿病の予防まで、乳酸菌への期待が高まりますね。

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