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ソニーのスマート時計バンド「wena wrist」3月末から順次出荷 三越伊勢丹では先行予約を開始

ソニーの社内ベンチャーが開発を進めている「wena wrist」の出荷が近づいています。クラウドファンディングで出資した人には、4月上旬までには届くとのこと。三越伊勢丹では、入手は5月以降になりますが、先行予約の受け付けがスタートしました。

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 ソニーの社内ベンチャーとして、クラウドファンディングサイト「First Flight」で資金調達に成功し、製品化を目指しているスマート時計バンド「wena wrist」の出荷がいよいよ3月末からスタートします。Three Hands SilverおよびChronograph Silverのモデルは、4月初旬までには届くようです。支援者向けの通知メールでは、以下の内容がアナウンスされました。

wena wrist
wena writsの“スマート”なバンド部分
wena wrist
CEATEC 2015で展示されていたwena wrist

先日ご報告させて頂いた通り3月末から順次出荷を開始する予定です。ご予約を頂いた順番で、順次発送をさせて頂きます。「3月以降お届け」のチケットでご支援頂いたお客様には4月初旬には全てお手元にお届けできる予定です。

また、ブラックモデルを含む「4月以降お届け」のチケットでご支援頂いたお客様につきましては4月の中旬から順次発送させて頂きます。

 wena wristは、時計の文字盤部分はシチズン時計が設計・製造を手がけ、ステンレス素材「SUS316L」製のバンドの部分に、iPhoneと連携するおサイフケータイ(FeliCa)、通知用のバイブレーター、活動量計など、“スマート”な機能を組み込んだ製品です。「スマート時計バンド」とでも呼ぶべきもので、いわゆる一般的なスマートウォッチとは異なるアプローチで腕時計のスマート化に取り組んだ製品と言えます。最終的に1億円を超える資金を集め、クラウドファンディングを終了しました。

wena wristwena wrist 「Three Hands Silver」「Chronograph Silver」
wena wristwena wrist 「Three Hands Black」「Chronograph Black」

 開発段階で要望があった、「文字盤のコントラストが低い」といった声は製品版にフィードバックされており、当初より若干明るめの文字盤が採用されるようです。また、充電には専用クレードルではなく専用充電クリップを採用することが発表されました。なお、「より電池に負担を掛けない形で充電を行うため」との理由で、当初約1時間としていた充電時間は、約1.5時間に変更になっています。

wena wrist
wena wristの専用充電器はクリップ型

三越伊勢丹では先行予約販売を実施

 クラウドファンディングでの出資には間に合わなかったものの、wena wristに興味を持ったという人は、三越伊勢丹で3月2日から始まった先行予約販売を利用してみてもいいでしょう。伊勢丹新宿店(本館4階ジュエリー&ウォッチ/時計プロモーション)、日本橋三越本店(本館6階 時計サロン)、銀座三越(M2階 時計)で3月15日まで、イセタン羽田ストア(ターミナル2 メンズ)では3月29日まで、実機のタッチ&トライと予約ができます。なお、ここで予約したものについては、5月中旬以降の発送となるようです。

 予約できるのは「Three Hands Silver」「Three Hands Black」「Chronograph Silver」「Chronograph Black」の4モデルと、初回限定のモデル「Three Hands White Limited Edition」。価格はクラウドファンディング時より若干高く、Three Hands Silverが4万2984円、Three Hands Blackが5万3784円、Chronograph Silverが6万4584円、Chronograph Blackが7万5384円、Three Hands White Limited Editionが4万7304円となります。なお、バンドのサイズを少し大きくするには、エンドピース大(3240円)が別途必要になるとのこと。腕が太い人は留意しておきましょう。

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