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着けていることが気にならない軽快さ目指した活動量計「ムーヴバンド3」 3月25日発売

ドコモ・ヘルスケアが、活動量計の新モデル「ムーヴバンド3」を発表しました。小型ながら5日間の連続駆動が可能で、軽くて着け心地がいいため、着けていることを意識せずに使えるのが特徴です。

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ムーヴバンド3
ムーヴバンド3はシルバー、ブラック、シャンパンゴールドの3色をラインアップ

 ドコモ・ヘルスケアが、3月25日に発売予定の新型活動量計「ムーヴバンド3」を発表しました。スーツからカジュアルな服装まで、日常の幅広いスタイルにマッチするシンプルなデザインと、着けていることを忘れるくらいの着け心地と軽さにこだわって開発されています。ボディカラーはシルバー、ブラック、シャンパンゴールドの3種類。価格はオープンプライスですが、ドコモオンラインショップでの販売価格は1万3800円です。家電量販店やオンラインショップのほか、ドコモショップ店頭でも販売する予定です。

 ムーヴバンド3のコンセプトは、日常に溶け込む活動量計。生活の中で、違和感なく24時間ずっと着けられ、使い続けられる製品を目指したといいます。ドコモ・ヘルスケア代表取締役社長の和泉正幸氏は、発表会冒頭で以下のように話していました。

ムーヴバンド3
コンセプトは「日常に溶け込む」

 「活動量計というと、アスリート向けだったり、健康志向の強い人向けのイメージが強いですが、ムーヴバンド3は違います。広く一般の人に、日常生活の中で使ってほしい、という思いを込めて開発しました」(和泉氏)

 活動量計につきまとうネガティブなイメージを拭い去り、気軽に身に着けてもらうことで、日々の活動量が“見える化”され、体にいい行動が楽しめるようになる、という好循環を狙うわけです。

 ドコモ・ヘルスケアでサービス企画本部 サービス企画部 サービス企画担当課長を務める新山洋平氏は、ウェアラブル活動量計の利用が広がらない理由として、「難しそう、面倒くさそう」「“いかにも”感が嫌」「うっとうしくなる」といった問題点があると指摘し、ムーヴバンド3では、普段の生活の中でさりげなく使え、ただ着けているだけでいいスタイルと、使い心地の良さを目指したといいます。

ムーヴバンド3
「難しそう、面倒くさそう」「“いかにも”感が嫌」「うっとうしくなる」といった問題を解決する存在としてムーヴバンド3を作ったといいます

 メインターゲットは40代、50代の男性。無理せず自分のペースで健康な体作りに取り組むような人に手に取ってもらいたいとしています。

ムーヴバンド3
ムーヴバンド3の特徴は3つ。1つは簡単であること
ムーヴバンド3
もう1つはシンプルであること
ムーヴバンド3
そして最後は着け心地がいいこと

 計測器部分のサイズは幅15.5×高さ53.5×厚さ11.5mm、ディスプレイ部は有機ELを搭載します。IPX5相当の防水性能を持ち、重さは17グラムと軽量です。micro USBケーブルでの充電が可能で、フル充電時のバッテリー駆動時間はおよそ5日間。データは、活動モード時に歩数、消費カロリー、移動距離、アクティブ時間(はや歩きやジョギング)が計測でき、睡眠モード時には睡眠時間とその状態(浅い・深い)が取れるようになっています。睡眠は自動認識するので、活動モードと睡眠モードの切り替えは不要。計測したデータは自動的にスマートフォンと同期される仕組みになっているなど、ムーヴバンド2から、より使いやすく進化しています。

 iOS 8以降とAndroid 4.4以降に対応したアプリが用意されており、ドコモユーザーに限らず、誰でも使える製品となっています。アプリでは、計測したデータが一画面で分かりやすく確認できるようになっており、グラフ化してみたり、過去の履歴を確認したりも容易にできます。ただ、残念ながらデータの書き出しやHealthKitを使ったヘルスケアアプリとの連携機能は用意されていません。

ムーヴバンド3
アプリを起動すると、歩数と睡眠時間、体重などが簡単に確認できます
ムーヴバンド3
歩数は日毎のグラフでも確認できます

ムーヴバンド3
睡眠は深い眠りと浅い眠りが一目で分かります
ムーヴバンド3
体重の推移も確認できますが、ここは非表示にもできるようです

 ちなみに発表会では、テレビCMに登場したモデルさんと東京睡眠医学センター長の遠藤拓郎先生が登壇したトークセッションも行われ、ムーヴバンド3を実際に使ったユーザーとして、その気軽に使える点や運動量の可視化がもたらす目標達成欲の面白さ、着けていることを忘れるくらいの装着感の良さなどをアピールしていました。遠藤先生からは、「2週間、ムーヴバンド3を着けて、睡眠を計測しながら規則正しい生活をすると、睡眠の質は確実に上がります」とのコメントもありました。睡眠の質が上がれば仕事の効率も上がるとのことですから、ぜひとも参考にしたいところです。

ムーヴバンド3
東京睡眠医学センター長の遠藤拓郎先生いわく、2週間、ムーヴバンド3を着けて、睡眠を計測しながら規則正しい生活をすると、睡眠の質は確実に上がります」

 1万3800円という購入しやすい価格を実現している点は魅力です。一般的な活動量計が1万円台の後半、高機能なモデルになると2万円台の後半で販売されていることを考えると、安いと言えるでしょう。心拍計測機能はありませんが、日常の活動を可視化する契機になり得る製品として注目です。

ムーヴバンド3
本体部分がかなり小さくなり、細いバンドの着け心地も軽快
ムーヴバンド3
右側面にボタンを3つ備えています
ムーヴバンド3
右がドコモ・ヘルスケア代表取締役社長の和泉正幸氏、左がドコモ・ヘルスケア サービス企画本部 サービス企画部 サービス企画担当課長の新山洋平氏

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