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平飼い、ビタミン強化、赤卵――何が違うの? 卵の選び方

平飼いやビタミン強化、赤卵など、卵を買うときに目にするさまざまな表示。それぞれどのような意味があるのか見ていきましょう。

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 普段、スーパーマーケットなどで買う卵。パッケージにさまざまな記載があり、どれを選んで良いのか迷うことはありませんか? よくある卵の表示の意味をチェックして、卵選びの参考にしてみてください。

卵

飼育方法――平飼い卵など

 よく卵のパックに「平飼い卵」という表示を目にすることがあります。これは、地面に放し飼いして育てた鶏の卵という意味です。多くの場合、鶏は屋内のケージいっぱいに詰められ飼われていますが、ストレスや衛生面から問題視されることもあります。病気の鶏が増えれば、薬や抗生物質を使用する必要が出てくるため、卵への影響も懸念されます。

 一方、平飼い方式は、鶏が自由に動き回ることのできる環境の中でのびのびと育てるために、健康的で、栄養面にもメリットがあるといわれています。より元気で健康的な鶏の卵を食べたいなら、平飼い卵を選ぶのが良さそうです。

栄養強化――ビタミン、ヨード、DHA/EPAなど

 最近では、ビタミンA、D、Eやαリノレン酸、ヨード、DHA/EPAなどが強化されている、と表示のある卵も、多く目にするようになっています。それが意味するところは、これらの栄養素を鶏の飼料に添加したということ。この栄養のある飼料を食べた鶏が生んだ卵には、添加された栄養が強化されます。

 普段卵料理がメインのおかずになることが多い場合は、卵単体での栄養価を上げるために、このような栄養が強化された卵を選んでみると良いでしょう。

赤卵

 殻が赤い卵は、なんとなく栄養的に優れているようなイメージがありますが、一般的に白い卵と栄養的には変わりがありません。卵が赤いのは、鶏の赤い羽が生んだことが理由といわれています。

 卵を買うときにこれらの表示や見た目の違いを見つけたら、ぜひ思い出して上手に選んでみてください。

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