「今日は何を食べようか」というときには、美味しさや満足感だけでなく、健康にも気を遣って選びたいものです。健康というと、意識が向くのは食材選びですが、調理の方法を工夫することで健康効果が得られることもあります。そこで、健康に役立つ注目のキッチンアイテムを3つご紹介します。
無水調理のできる鍋「ヘルシオ ホットクック KN-HT99A」
「無水調理」という調理法が使える電気鍋。2015年11月にシャープから発売された、新しい調理機器です。無水調理とは、野菜や肉・魚などの食材に含まれる水分だけで調理する方法。水や調味料などの水分を一切足しません。通常の調理では水などに流れ出てしまう栄養分を、無水調理なら損なわず調理ができるといわれています。
例えば、ビタミンCは大根(生100g)を煮ると、通常の鍋と比べてビタミンCが約1.5倍多く残るといいます。そのほかにも、葉酸やミネラルなど、抗酸化作用のある成分の流出も防ぐことができるため、より健康的に調理できるというわけです。
食材を入れて放置すれば自動調理してくれるのもポイント。忙しいけれど、ちゃんと素材本来の栄養や美味しさを重視して調理したい人に向いていそうです。実売価格は4万円前後(税込)。
麦めしが美味しく炊ける炊飯器「土鍋圧力IH炊飯ジャー『THE炊きたて』」
タイガー魔法瓶は、麦めしが美味しく炊けるコースを搭載した炊飯器を2015年にいくつか発表しています。炊飯器に、麦めし専用の水分目盛りがあるのが目印です。
麦めしといえば、ちょっと匂いが気になるという人も多いはず。そこで、「麦1割」「麦3割」といった、白米の割合が多く、食べやすい麦めしを簡単に美味しく炊けるようサポートしてくれるのがこの炊飯器。
麦3割の麦めしは、食物繊維が白米の4倍以上含まれるため、便秘はもちろん、食後血糖値の上昇を抑制してくれます。糖尿病・メタボ予防にもいいでしょう。ビジネスパーソンにとっては、疲労予防に効くビタミンB1がたっぷり摂取できるのも魅力です。5.5合炊きの最新モデル「JPX-102X」は、実売価格が10万円前後(税別)と高価ですが、その機能は折り紙付きです。
油控えめを食器で簡単に! 「メタボ対策食器」
最後は、電気機器ではなく、食器。ついつい、油こってりのものがやめられず、食べてしまうという人にぴったりの食器です。実はこれ、一見普通の食器ですが、例えば、から揚げを入れて電子レンジで加熱すると、食器の内底についている細かい溝に油が流れ込むのです。つまり、唐揚げから余分な油を抜くことができるため、手軽に「油控えめ」が実現するのです。価格はサイズに合わせて500円台からあるので、ぜひいろいろ見てみてください。
毎日の積み重ねが功を奏します。メタボ対策グッズの1つとしてお勧めです。
これらの健康に役立つ調理機器や食器を駆使して、美味しく、健康的な食生活のサポートとしてみてはいかがでしょうか。
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