あせも・汗荒れでヒリヒリしていませんか? 予防と対策をチェック
首筋や関節、ベルト付近や下着が当たる部分などに、あせもや汗荒れが出ていませんか? その予防策と対策をご紹介します。
8月に入り、暑さも一段と厳しさを増している2016年の夏。汗をかく機会も、例年よりかなり増えているのではないでしょうか。汗をかくだけなら良いですが、皮膚に影響が及ぶことがあります。それは、あせもや汗荒れ。赤くなったり、かゆくてたまらなかったりして、生活に支障が出てしまうことも。そもそも、なぜあせもや汗荒れ汗荒れが起きるのでしょうか。その予防策と対策をご紹介します。
あせもや汗荒れができる理由
あせもがどうしてできるのかをご存じですか? あせもは、急激に汗をかいたり、大量に汗をかいたりすることで、汗を出す汗管がつまってしまい、肌の内部で炎症を起こしている状態です。
一方汗荒れとは、もともと肌が乾燥していたり、皮膚がダメージを受けていたりするところに、汗が刺激になってかゆみなどが生じたり、かぶれたりする状態をいいます。
あせも・汗荒れができてしまったら
あせもや汗あれは、汗をかきやすい首や髪の生え際、ひじ・膝の内側のほか、ベルトが触れるお腹周り、下着のゴムが当たる部分、背中や太ももの後ろなどによくできます。
よしき皮膚科クリニック銀座院長の吉木伸子医師によると、あせもや汗あれには次のような対策が有効だといいます。
あせもができてしまったら、かくと悪化して重症化する恐れがあるため、できるだけ摩擦を避けることがポイントです。特に何も塗らなくても、自然に治ります。もしかゆい場合は、あせも用市販薬を塗る方法もあります。
汗荒れも、かくことはよくありません。できるだけ清潔にし、肌の角質層にダメージを与えないように、保湿を徹底することがポイントです。
いずれも、かゆみが強く、かいて血が出るような場合には、皮膚科を受診しましょう。
あせも・汗荒れの予防策
しつこいあせもや汗荒れのかゆみ。一度悩まされると、夜眠れなくなることも。どうすれば予防できるのでしょうか。
日常的にできる予防策としては、肌を清潔に保つのはもちろん、入浴の際に体を洗うときや洗顔時に、ゴシゴシ強くこすりすぎないことが基本です。また、洗った後は、乾燥が進み、バリア機能が低下します。化粧水や保湿クリームなどで適度にケアしましょう。
汗を大量にかいたら、あせもや汗荒れ予防からしっかりと対策したいものです。
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