カフェインを含まない「カフェインレス」コーヒーや「デカフェ」と呼ばれるコーヒーを、最近はよく見かけるようになりました。わざわざカフェインを抜いたものを飲むという行為には、どのような理由があるのでしょうか。今回は、カフェインレスコーヒーのメリットを健康面・生活面から探ってみます。
「カフェインレスコーヒー」はどうやって作られている?
カフェインレスコーヒーやデカフェのコーヒーは、その名の通り、コーヒーからカフェイン取り除いたものです。日本では、まだ普及しつつあるところですが、海外では利用者が多く、大手のカフェチェーンなどでは当たり前のようにメニューが存在します。
日本でも、大手メーカーが市販品のカフェインレスコーヒーを販売するようになり、身近な飲み物になりつつあります。
カフェインを取り除く方法は、主に二酸化炭素抽出法、水による抽出法、有機溶剤による抽出法の3つ。日本では有機溶剤による抽出法は禁止されているため、二酸化炭素か水を使った方法が使われています。
カフェインレスのメリット
このカフェインレスコーヒーの一番のメリットは、カフェインの作用を気にする必要がないところにあります。カフェインの作用といえば、興奮作用や覚せい作用、利尿作用、解熱鎮痛作用などがあります。その他、副作用として不眠、めまいなども広く知られています。
特にカフェインの覚醒作用は、頭をスッキリさせるのに役立つ反面、夕方以降に飲むと、夜の睡眠の妨げになってしまいます。カフェインレスコーヒーは、この点、好都合といえます。
また、妊娠中・授乳中の女性にとっては、カフェインの作用を避けるのにカフェインレスコーヒーが適しているといわれています。
寝る前コーヒーでぐっすり
特に、眠れなくなることで避けられがちなコーヒーですが、実はコーヒーの香りそのものには、リラックス効果があります。カフェインレスコーヒーにも、普通のコーヒーの香りがそのまま残っているため、香りによる入眠効果も得られるといわれています。
つまり、コーヒーを飲んでぐっすり、ということが実現できるのがカフェインレスコーヒーの大きなメリットかもしれません。
カフェインレスコーヒーは、缶コーヒー、インスタントコーヒー、カフェのコーヒーなどさまざまなところで出逢うことができるようになりました。一度、生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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