「Apple Watch Series 2」9月16日発売、Felica対応やGPSの搭載など機能向上
Appleが、第2世代のApple Watch「Apple Watch Series 2」を発表した。水深50mまでの防水性能を備えたほか、FeliCaやGPSを搭載するなど、形状は変わらないが大幅な機能の向上が図られている。
Appleが9月7日(現地時間)、米国サンフランシスコで開催した発表会で、第2世代のApple Watch「Apple Watch Series 2」を発表した。米国では9月9日から予約を受け付け、9月16日から販売を開始する。販売価格は369ドルから。watchOS 3の配信は9月13日からの予定だ。
Apple Watch Series 2の最大の特徴は、5気圧(水深50m相当)の防水性能を備えたこと。初代Apple Watch(今後はSeries 1と呼ばれる)は防滴仕様だったが、Series 2ではプールや海でも使用できるという。頭脳となるCPUには新開発のSOC「S2」を採用。処理速度はSeries 1比で約50%高速化、さらに2倍高速なGPUを搭載した。GPSも内蔵し、単体での位置測位が可能だ。
FeliCaも搭載される見通しで、10月下旬にモバイルSuicaが利用可能になれば、Apple Watchで電車に乗ることも可能になりそうだ。
ディスプレイも第2世代となり、明るさが約2倍になる。輝度は1000nits(1000cd/m2)で、日中の屋外でも見やすくなるという。なお38mmケース、42mmケースという2モデル構成は変わらず、バンドも既存のものが引き続き利用可能。バッテリー駆動時間は18時間で変更はない。
Apple Watch Editionには、新たにセラミック製のケースがラインアップに加わる。白い外観のケースとなるようだ。
またHermesとのコラボモデルにも新作が登場予定。個性的なデザインの本革製バンドを組み合わせたモデルが用意される。これに加えて、Nikeとのコラボモデル「Apple Watch Nike+」も登場する。
Appleでは、ヘルス&フィットネスの研究をしている独自のラボに水泳の運動量などを計測できる設備を導入したとのこと。Apple Watch Series 2では、エクササイズメニューには「Pool Swim」「Openwater Swim」など、水泳に関連する項目が用意される。
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