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コラム

Apple Care+は必要? iPhone 7 の補償サービス「Apple Care+」を考える(2/2 ページ)

「iPhone 7」や「iPhone 7 Plus」を購入する際に検討する必要がある、「Apple Care+ for iPhone」への加入の是非。今回は、画面の修理代金が安くなったので、加入しておいた方がよさそうです。

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キャリアで購入すると分割払い可、追加の保証も

 Apple Care+ for iPhoneは、Appleの直営店やオンラインストアで購入すると1万5984円の一括払いになりますが、キャリアショップで購入すると2年間の分割払いで購入可能です。NTTドコモとソフトバンクの場合は666円の24回払い、auの場合初回1080円、以降648円の24回払いで、毎月の料金と一緒の請求になります。

 また、キャリアごとに独自の追加補償サービスも用意しています。

ドコモはケータイ補償サービス for iPhoneを提供

 ドコモは、独自のサポートプログラム「ケータイ補償サービス for iPhone & iPad」を用意していて、Apple Care+より手厚い保証を提供しています。iPhone購入日を含め14日以内に加入が可能です。本稿執筆時点で、iPhone 7やiPhone 7 Plusにも適用されるかどうかは明言されていませんが、iPhone 6/iPhone 6 Plusと同じ条件と仮定してご紹介します。

 料金はiPhone 6s、iPhone 6s Plusが月額810円、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 5sが月額648円、iPhone 5cが月額540円(いずれも税込)。1年に2回まで、iPhone 6sとiPhone 6s Plusなら1回あたり1万1880円、iPhone 6やiPhone 6 Plus以前のiPhoneなら1回当たり8100円で、水濡れ・全損・紛失・盗難・破損・故障・購入から1年を超えた自然故障に対応してくれます。Apple Care+の場合、2年間で2回までですので、より手厚い上、紛失や盗難も対象になるのが大きなポイントです。

 電話かネットで、ケータイ補償お届けサービスセンターで手続きをすると、1日〜2日以内に交換品(リフレッシュ品)が直接宅配便で届きます。交換品が届いた後は、10日以内に壊れたiPhoneを返送すればOK。古い端末を送付しない場合は、違約金が4万円発生する場合があります。紛失・盗難の場合は、なくなった端末が発見され次第、送付する必要があります。

 Apple Care+の価格が改定されたことで、こちらのサービス内容も一部変更になる可能性がありますが、何度も本体を落として壊してしまった経験のある人は、こちらのサービスを検討した方がいいかもしれません。

auはauスマートパス会員向けに修理代金の一部をサポート

 auには、独自の補償サービスはないものの、Apple Care+ではカバーされていない、紛失や盗難の際に補償金を受け取れる「紛失補償オプション(i)」というものがあります。料金はApple Care+に加えて支払う形で、初回133円、以降23回は164円です。

 加入していれば、紛失や盗難によってiPhoneを再購入する場合に、「再購入補償金」として2万3148円(auの契約が3年目以上のユーザーとその家族の場合4630円増額で2万7778円)が後日受け取れます。公的機関へ、盗難などの旨を届出した事を証明する信憑書類が必要になるなど、手間はかかりますが、海外などに行く機会が多い人は検討してみるといいでしょう。

 また、アプリの使い放題サービスや会員専用特典、セキュリティ機能などをまとめて提供する「auスマートパス」(月額372円)の会員向けに、「修理代金サポート」プログラムを提供しています。

 これは、購入から2年間、2回まで、Apple StoreやApple正規サービスプロバイダーで修理をした場合に、修理代金をサポートするというもの。Apple Care+に加入しているかどうかは問われません。

 iPhone 6s、iPhone 6s Plusなら最大1万円、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 5s、iPhone 5cなら最大7800円、iPhone 4S、iPhone 5、iPadは4400円が、申請すると後日返金されます。Apple Care+に加入していれば、iPhone 6以前なら全額、iPhone 6sやiPhone 6s Plusなら一部が返金されることになります。

 auスマートパスに加入している必要があり、Appleでの修理後に書類を郵送する必要があるなど、少々手間はかかりますが、審査完了後、2〜4週間程度で申請書記載の口座へ、修理代金が振り込まれます。iPhone 7やiPhone 7 Plusへの適用がどうなるかはまだ分かりませんが、恐らく何らかの対応はあると思われますので、何かあったときは活用しましょう。

ソフトバンクは修理代金の一部サポートのほか追加サービスも

 ソフトバンクには、Apple StoreやApple正規サービスプロバイダーでの修理や、Appleのピックアップ&デリバリーサービスを利用して修理した際の修理代金を一部還元するサービスがあります。「あんしん保証パック(i)プラス」というサービスで、iPhone 7およびiPhone 7 Plus向けには月額810円(税込)で提供されます。

 あんしん保証パック(i)を利用すると、故障や破損、水濡れの場合は修理代金の80%以上(iPhone 7向けの比率、上限価格は未定)を、月々の利用料金から割引するか、ソフトバンクカードの「プリペイドチャージ」へ一括還元してくれます(iPadをのぞく)。全損、または盗難や紛失にあった場合は、会員価格で同一機種か指定機種に機種変更が可能です。バッテリーの消耗による修理なども料金から割引きが受けられます。水濡れや全損したiPhoneのメモリ内のデータを5400円で復旧してくれるサービスも利用可能です。

 還元の申請は、ソフトバンクショップで手続きをする必要があります。料金は細かく定められていて、割引の上限額が決まっています。iPhone 7とiPhone 7 Plus向けの割引率と上限金額はまだ発表されていませんが、iPhone 6sの場合、割引率は80%で上限が3万1000円、iPhone 6s Plusの場合は割引率80%、上限3万4000円です。Apple Care+に加入していなくても、修理代金の大部分はまかなえることになります。機種ごとの金額と割引率の詳細はあんしん保証パック(i)プラスの利用方法を解説しているページで確認できます。

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