カウンター店があまりなければ、プチ遠征すればよい。100メートル余計に歩くだけで、社内の人に出会う可能性は一気に下がる。
一人で食べているとき、スマホ以外に持っているとはかどるのが「文庫本」。(完全に個人的意見になるが)スマホよりも文庫本のほうが「なんだか賢そう」に見えるから。仮に社内の人に目撃されたとしても、「あ、本を読みたいからあえて一人なんだな」と思ってもらえる。なんなら、「知的な人なのかも」と勘違いされる可能性もあり、何かと好都合。
もう1つ、穴場が職場近くのカフェ。ランチタイムには利用されない場所なので、ボッチで過ごすには適した場所だ。一人席も多いので、文庫本も読みやすい。
ただし、800円のランチのあとに300円のコーヒーを追加すると1000円を超えてしまい、ランチ代としてはかなりぜいたくになる。そこで自分は、牛丼チェーンの並で食事代を抑えてコーヒー代を確保する。こうすれば、700円ジャストくらいになる。冷静に考えると、「牛丼とコーヒーの価格がほぼ同じか……」なわけで、毎回微妙な気持ちになるのだが、一人になる場所確保のためと割り切っている。
※寂しい人と思われたくないという心理が、我ながらこじらせているな……と思う。この記事は社内にも知れ渡るのだが、自分はどんな顔で過ごせばよいのだろうか……。こんな連載を企画してしまった自業自得である(笑)。
ボッチ飯に適した夕食の場所が少ない問題
ランチタイムに一人になるのは比較的カンタン。その気になれば誰でもまねることはできる。しかし、夜が困る。何しろ、夜はお酒前提の店が多すぎるからだ。夜に牛丼チェーンとかファストフードではやや物足りない。
筆者は完全な下戸なので、一人で居酒屋に入れない。ファストフード系でも居酒屋でもない夜のお店となると、定食チェーンの大戸屋、日高屋的な場所がよいのだが、毎回同じだと飽きてくる。
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