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1万人の感性を学習した人工知能、「ダメ男」を判定

» 2004年03月23日 17時08分 公開
[ITmedia]

 インデックスはこのほど、人間の感性を取り入れられる人工知能エンジン「ヴァイスコープ」(Weiscope)を開発したと発表した。同技術を応用し、男女の「ダメ度」が計れるというグッズをタカラが5月に発売する。

 ソフトコンピューティングを採用した人工知能技術を導入。著名人や有識者への事前のインタビューやアンケートから得られた情報を学習させることで、その知識や感性をシステムに取り入れ、未知の質問にも柔軟に答えることができるという。

 データマイニングなどの既存技術に比べてより個人にフォーカスした判断が可能なため、商品リコメンドやWebパーソナライゼーションといった分野での活用を予定している。

 従来技術では判断が難しかった恋愛や性格診断などにも利用可能な上、エンジンはモジュール化したため汎用性が高く、Webサービスや玩具、情報家電など各種プラットフォームへの組み込みが容易。幅広い分野での商品化・サービスを検討する。

 同技術を搭載したシステム第一弾として、「ダメ男/女」判定機「だめんずうお〜か〜♀(レディス)」「同 ♂(ボーイズ)」(それぞれ税込み4179円)を5月にタカラから発売する。自分の特徴と判定したい相手の特徴を入力すると、相手の「ダメ度」やタイプ、自分との相性を診断して恋愛アドバイスをしてくれる。男女1万人から得られたアンケート結果をヴァイスコープに学習させたため、よりリアルな判定が可能だという。

 ヴァイスコープの中核技術は、同社とサミー、筑波大学で取り組む産学共同プロジェクト「Arcプロジェクト」で開発した。

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