　「Windows Vista」やコピープロテクトCDに関する話題がアクセスを集めた先週のトップ10に、1つだけ毛色の違う記事が紛れ込んだ。「制服フィギュア付きロマンスカー模型発売」のニュースだ。海洋堂製のANAの制服フィギュアに次ぐ萌えフィギュアとなるのだろうか。取材班はフィギュアを求め、小田急百貨店に飛んだ。

　おもちゃ売り場にそれはあった。レジ付近の目立つ場所に、30箱ほど山積み。しかし周囲には誰もいない。日曜日のおもちゃ売り場なのに、静かすぎて切ないくらいだ。そばにあった透明プラスチックケースには、ロマンスカーの模型とフィギュアがディスプレイされていたが、フィギュアは倒れていた。さ、寂しい……。

　いやいや、こんなところで怖じ気づいていてはいかん。目を閉じ、静かに箱を選ぶ。どんなフィギュアが入っているかは、外からは見えないのだ。「素敵なフィギュアでありますように」――指先に祈りを込め、1つ手に取る。そしてお買い上げ。税込み2100円也。

　さっそく帰って開けてみると、箱の中にはプラモデルが！　完成品が入っていると勘違いしていた記者は若干たじろぐ。汗をふきふき、中に入っていた小さな箱を開けると、彼女はそこにいた。

これがロマンスカーアテンダントだ！

ポニーテールでした

　うーん。ポニーテールか。どうせならツインテールかあほ毛がよかったなぁ。メガネもいいな。しかしパッケージのフィギュア例を見るに、そんなデザインのフィギュアはなさそうだ。残念。

　フィギュアは普通に可愛いのだけれど、萌え系かと言われるとうーん、微妙なところ。

　フィギュア1体じゃ寂しかったので、手元にあった別のフィギュア4体と並べてみた。別のフィギュアが不細工すぎたため、アテンダントの可愛いさが引き立った。

　不細工なフィギュアのモデルが自分だってことは、この際忘れることにした。

4人もの問題児を抱えつつも笑顔を絶やさない美人教師、という感じになりました

ANAの制服フィギュアが食玩に　海洋堂が制作
歴代ユニフォームを着用した全10種類のフィギュアは「目を奪われるほどのリアルさ」（同社）。デザイナーに西Ｅ田さんを起用し、海洋堂に制作を依頼した。
今年もキミは来ないのね――聖夜にかけるIT戦士かく闘えり
絶対零度の人体実験に挑んだクリスマスイブから1年。今年は部屋を飛び出し、浮かれる街にネガティブパワーを伝染だ！こんな日でも納期に追われる本物のIT戦士に贈る「心温まるちょっといい話」（苦笑）。