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MS、エンタメ部門を再編。Xbox幹部を昇格へ

» 2005年12月15日 18時25分 公開
[IDG Japan]
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 米Microsoftはエンターテインメント部門を再編し、Xbox 360の開発、立ち上げを監督した幹部らに、この分野の戦略に関する権限をもっと持たせる計画だ。Wall Street Journalが12月15日に伝えた。

 同紙はMicrosoftの社内メールを情報源として、再編の結果、同社のエンターテインメント&デバイス部門には4つの事業部ができると報じている。それには、音楽、テレビ、ビデオを扱うエンターテインメントビジネス部門、Xboxなどのゲーム事業を扱うインタラクティブエンターテインメントビジネス部門が含まれるという。

 同紙によると、エンターテインメント&デバイス部門社長のロビー・バック氏は、MSN Music事業の責任者となり、音楽会社や映画会社などのパートナーとの提携を管理する。Xbox 360の開発を率いたバック氏は、9月にこの部門の社長に就任した(9月21日の記事参照)

 ほかのXbox担当幹部もこの再編により役割が拡大する。Xbox部門のファイナンス担当だったブライアン・リー氏は、エンターテインメントビジネス部門を統括する。Xbox 360のマーケティング責任者だったピーター・ムーア氏は、インタラクティブエンターテインメントビジネス部門のトップになるという。

 Xbox 360設計者の1人ジェイ・アラード氏は、バック氏の下で4部門すべての戦略の調整役を務めることになるとWall Street Journalは伝えている。

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