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アップルがUSB 3.0とDisplayPortを1つのコネクタにまとめる特許を取得

小型の機器では、複数のコネクタを実装するだけのスペースを確保できないことが多い。AppleはUSB 3.0とDisplayPortを1つのコネクタにまとめ上げることでこの問題を解決しようとしている。Thunderboltへの対応も視野にある。

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 新しいインタフェースとコネクタに関する米国特許「7918689」をAppleの3人の技術者が取得した。1つの比較的小型のコネクタで、USB 3.0やDisplayPortをはじめ、さまざまな信号のやりとりを統合するコンボインタフェースとして使えるという。特許の成立を受けて、柔軟性に優れた高速ポートとして機能する今回のコンボインタフェースへの移行が今後、幅広い種類の携帯型PCやデスクトップPCなどで進むと予測される。転送速度が10Gビット/秒という新しい高速インタフェース「Thunderbolt」への対応も可能だ。

 このようなコネクタは、Appleの「iPod」や「iPhone」、「MacBook Air」など、「小さく薄いこと」が高く評価される製品に最適だ。Appleが業界において、新型コンボインタフェースへの移行を促すことができれば、今回の特許は同社にとって極めて重要なものとなる。→続きを読む

この記事はEETIMESから転載しています。

執筆 Rick Merritt 翻訳:田中留美、編集:EE Times Japan

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