IBMが創設100周年 特設サイトでPC発明エピソードなど語る
IBMが100周年記念サイトで、「どんぐりプロジェクト」と呼ばれたIBMパーソナルコンピュータの開発時のエピソードなど興味深い歴史を語っている。記念グッズの販売も。
IBMが6月16日に創立100周年を迎え、特設サイトを開設した。これまでの歴史を語ったり、記念グッズを販売している。
特設サイトではサミュエル・パルミサーノ会長のメッセージのほか、アポロ・ミッションへの貢献などさまざまなエピソードを掲載している。IBMの当時の社員や関係者がこれまでの歩みを語る動画も公開されている。
動画では、例えば1981年に発表されたIBMパーソナルコンピュータの開発時のエピソードも語られている。将来樫の木のように大きく成長することを期待して「どんぐりプロジェクト」と呼ばれていたという。12人からなる開発チームの1人は、「もっと速く『パックマン』ができるコンピュータを作りたかった」ため、テストケースにパックマンの動作確認を組み込んだと話す。オフィスに来る人にはよく、「テストしてるんだ、新しいマシンのテスト中なんだよ!」と言っていたそうだ。
ほかにも、アポロ13号が故障で生還が危ぶまれたときに支援したこと、米国で公民権法が制定される前から社員を人種や宗教で差別しないと宣言したこと、バーコードにIBMのデザインが採用されたことなども語っている。「『こんなに楽しくていいのだろうか』とか、『もうすぐ終わってしまうのでは』と思うことがありますが、まだまだ続きそうです」――動画の中でIBMの上級幹部は革新を振り返ってこう話している。
IBM Logostoreでは、バッグやTシャツなど100周年記念グッズを販売している。
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