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まさに「才能の無駄遣い」の宝庫――「Make: Tokyo Meeting 07」へ行ってきたMake: Tokyo Meeting 07(1/2 ページ)

12月3日、4日に開催された「Make: Tokyo Meeting 07」。全国のMakerたちが集まる「モノ作りの祭典」は、まさに「才能の無駄遣い」の宝庫だった。

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モノ作りの楽しさに触れられるイベント

 オライリー・ジャパンが主催するものづくりイベント「Make: Tokyo Meeting 07」が12月3日、4日の2日間、東京工業大学大岡山キャンンパスにて行われた。

 電子工作やDIYなどの情報を扱う雑誌「Make:」のオフラインイベントという位置づけで、東京での開催は今回で7度目。同誌では自由な発想でテクノロジーを使いこなし、ものづくりを楽しむ人たちのことを“Maker”と呼んでおり、そんなMakerたちが一堂に会し、作品を発表できる場を――という目的で、2008年春より開催されている。

 今回もエレクトロニクスやアート、DIY、クラフト、サイエンスなど、様々なジャンルの“Maker”たちが集まり、「完全個人制作の手作りプラネタリウム」や、「阿修羅になれちゃう“第三の手”」、「ガチャガチャと走る24脚電動スケートボード」など、ユニークな作品を数多く出展。ここでは会場で見つけた「才能の無駄遣い」の数々を写真で見ていこう。

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飛ぶように売れていたポケットガイガーキット。フリスクの箱とiPhone/iPadさえあれば、誰でも簡単に組み立てられる。1個3700円だが、市販の放射線センサーよりはずいぶん安い
一見真っ白なただのモニターだが、特殊なメガネをかけると映像が浮かび上がる。先日「のぞき見防止モニター」として「日々是遊戯」として紹介したばかりですね
タイヤのかわりに「足」が付いた、「乗用24脚電動スケートボード」。雨天のため残念ながら乗っている姿は映像のみだったが、24本もの足がガチャガチャとせわしなく動いて走る様子はなかなかにキモかった。稼働重量は90キログラムで、ちゃんと人を乗せて走ることもできる
業務用バーコードプリンタを使って、Twitterのタイムラインを印刷できる「タイムラインプリンター」。特定のハッシュタグを印刷するようにしておいて、イベントなどで使うと面白そう。お値段5万円で実際に販売中とのこと
音質と耐久性など二の次! と言わんばかりの、お菓子の空き箱を使ったスピーカー。こういうアイデアはいかにも「Make:」っぽい
ベビーカーのシートの廃材を使ったiPhone/iPadケース。ボコボコした見た目のわりに手触りはふわっとしていて、編み方によって様々に感触が変化。ベビーカーは子供が小さいうちしか使わないので、再利用の素材として目を付けたのは面白い
木で作られたピタゴラ装置のようなマシンを発見。大きさのわりにギミックが複雑で、いつまでも見ていたくなってしまう
プリングルスの空き箱を使ったスピーカー。今年はなぜか手作りスピーカーの出展が目立った。意外に音がよくてビックリ。3500円で販売中
おもちゃの「スライム」を使った楽器(?)のようなもの。電気を通すと音が出るのだが、スライムを伸ばしたり、振るわせたりすると音が変わる。「どういう原理で音が変わるんですか?」「さあ、私にもよく分からないんです(笑)」。こういう「なぜかできちゃったヘンなもの」も「Make:」名物のひとつ
「攻殻機動隊」のタチコマのような不思議な乗り物。ジョイスティックで誰でも簡単に操作できる。ちなみに楽しそうに乗っているオッサンは僕です。こちらは追って試乗リポートを掲載予定
シンプルなアイデアを使い、見たこともないような迫力ある3D映像を見せてくれた、工房ヒゲキタさんの「手作りプラネタリウムとドーム3D映像」。鉄ナベに穴を開けただけという手作りプラネタリウムも見事だったが、その後のドーム3D映像が圧巻。赤青のメガネを使ったシンプルな3D映像なのだが、目の前にまで迫ってくるような立体感がすばらしく、終始どよめきと拍手が絶えない人気展示となっていた
以前「日々是遊戯」で紹介した「Skeletonics(スケルトニクス)」にインスパイアされて作ったという「パワードスーツっぽいもの」の足だけ版。制作費はここまでで20万円ほどで、今後上半身も制作予定とのこと。ちなみに操作は非常に簡単で、「歩くくらいなら誰でもすぐできるようになりますよ」とのこと
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