ニュース

イルミネーションも“嫁”もARで解決 ニコニコ本社がクリスマスを1人で楽しむ聖地に

1人でもクリスマスを楽めるのか――。そんな人類史上最も難問(?)にニコニコ本社が挑む。ARで作ったイルミネーションにAR嫁とのパーティー。あれ……感動で目から汗が出てきた。

advertisement
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 「ニコニコ動画」のアンテナショップ「ニコニコ本社」(東京・原宿)で、「1人でもクリスマスを楽しむ」をテーマに、拡張現実(AR)で作ったイルミネーションや、「AR嫁」とクリスマスパーティーできる企画が12月10日から始まる。リア充じゃないけど、クリスマスは終了なんて言ってられないと吹っ切れた人におすすめだ。12月25日まで。

 ニコニコ本社へは、表参道のきらびやかなイルミネーションに心を痛めつつも、「ぼっちでも思う存分楽しんでやるぜ!」と意気揚々で向かおう。ニコニコ本社にイルミネーションは飾られていないが、なんだよ……と落ち込むなかれ。注目は、ビルの壁面に飾られているマスコットキャラの「テレビちゃん」。これが巨大ARマーカーの役割を果たしてくれる。俺たちのクリスマスはテレビちゃんにかかっているぞ。

ニコニコ本社に飾られているARマーカーに、端末のカメラをかざすと……
イルミネーションが浮かび上がる

 まずはApp StoreからiPhone/iPadアプリ「ARAPPLI(アラプリ)」をダウンロード。アプリを起動したら、端末カメラをARマーカーにかざす。するとビル全体に3Dアニメのイルミネーションが浮かび上がって見える。テレビちゃんはクリスマス帽をかぶり、クリスマスリースも出現する。どこぞの夜景よりこっちの方が全然きれいじゃないか! 「お1人様も歓迎」というアニメまで流れ始めた。ぼっちを受け入れてくれるのは君だけだ、ありがとうよ、ニコニコ……。

advertisement

 ARだけで作られた屋外イルミネーションは世界初という。アプリについている「キャプチャボタン」を使えばイルミネーションを撮影でき、撮影した画像をTwitterやFacebookなどのSNSに投稿することも可能。リア充に向けて1人ぼっちのクリスマスの楽しさを見せつけてやるといい。

 BGMにはちょっとおかしな「ジングルベル」がかかる。よーく耳を澄ませてみよう。超アップテンポで「ハッピーだって訳じゃないんだってばクリスマス♪」と、孤独なクリスマスの悲劇(?)を叫んでいる。ニコ動ユーザー・ヒャダインさんによる「クリスマス? なにそれ? 美味しいの? 2011Ver. 【ヒャダイン】」だ。いやあ、いい歌だねぇ。


「TEA スタ」で1人でもクリスマスパーティ!

 クリスマス気分が高まったところで、2階のカフェ「TEA ROOM 2525」へ向かおう。ユーザーが自由にニコニコ生放送でライブ配信できるブース「TEA スタ」では、ARで飛び出すキャラと一緒にクリスマスパーティーを“楽しんでいる風”の映像を撮影・配信できる「手ぶらでクリスマスパーティ!」を実施する。

 ブースにあるPCで「MikuMikuDance」を起動し、初音ミクなど希望のキャラのデータと、動きを指定した「モーションデータ」を選択。3台のカメラのうち1台に向かって専用のARマーカーをかざすと、先ほど選択したキャラが3Dで飛び出し、ニコ生画面に登場する仕組み。ブースは今だけクリスマス仕様に飾り付けられており、ムード満点となっている。

 毎年クリスマスに2ちゃんねるなどで、ユーザーが自宅で1人萌えフィギュアとパーティーを楽しむ写真が多数投稿されていることにヒントを得て、企画した。PCやマイク、ミキサーなど機材はすべてそろっているので、手ぶらで来ても大丈夫。キャラを「AR嫁」として愛でつつ楽しもう。配信時間は1回30分までで、電話予約も可能。一応、友達と複数で遊んでもOKとのこと。

advertisement
すっかりクリスマス仕様
座ってみるとこんな感じ
枝野さんもARで出せるw

 お腹が空いたら、洋ナシ味のサイダー「用ナシタイザー」と、生クリームやチョコソースのかかった「ぼっちブラウニー」のクリスマス限定セット(1200円)を注文しよう。サイダーはすっきりとした甘み。「何に用無しなのか」を考えつつ味わうとするか……。ブラウニーは、割れたハートの砂糖菓子がトッピングされている。非リア充を皮肉った(?)演出に多少傷つくかもしれないが、おいしいので良しとしよう。

洋ナシ味のサイダー「用ナシタイザー」
「ぼっちブラウニー」は甘さ控えめ

 12月24、25日には、3階の「ニコニコショップ」で見ず知らずの誰かとプレゼントとクリスマスカードを交換できるイベント「誰かとプレゼント交換 in ニコニコ本社」を開催する。その模様はニコニコ生放送で配信する予定だ。クリスマス当日に予定の無い人は、実際に参加したり、ネット越しに見守ると良いだろう。リア充よりももっと充実したクリスマスが過ごせるはずだ。

クリスマス仕様のテレビちゃんのぬいぐるみ
こちらはマグカップ。クリスマス限定商品も販売されている

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 幼稚園の「名札」を社会人が大量購入→その理由は…… 斜め上のキュートな活用術に「超ナイスアイデア」「こういうの大好きだ!」
  2. 赤ちゃんが猫におそるおそる手を伸ばすと……猫の予想外な反応が130万再生 「猫沼にハマった瞬間」「赤ちゃんを認識し尊重している」
  3. 海の危険生物“ゴンズイ”を水槽に入れてみたら…… ヒヤリとする光景に「毒は絶対やばい」「ガチ草」
  4. 「900円は安過ぎる」 喫茶店でプリンアラモード購入→見本と違いすぎる“激盛り”に仰天 「逆写真詐欺」
  5. Cocco、25歳息子の悪性リンパ腫を公表 この1年は「入退院と通院をくりかえした」「病気と戦った息子本人が1番大変だったはず」
  6. プロカメラマンに「奈良っぽい写真を撮って」とお願いしたら…… 「奈良 of 奈良」「鹿もプロの方ですか?」絶賛と爆笑の210万表示
  7. 「そうはならんやろ」 牛肉の煮込みに赤ワインを使った結果…… まさかの展開にツッコミと共感の声
  8. 「怖すぎ」「絵面つよい」 “あの果物”が発火!? 知らないとヤバい「電子レンジに入れてはいけないTOP10」がためになる
  9. 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
  10. 「うさぎの目は360度見える」説を検証したら、想像の斜め上だった 驚きの結果に大反響「マジかよww」「すばらしい!!」