編集部一ネコに愛されているのは誰か選手権、開幕です!:負けられない戦い(3/5 ページ)
我こそはネコに愛されている記者である。日ごろネコを愛してやまない記者たちが、街にくり出しネコを追う。ネコはいずこや、いずこやネコは。
勝負とかどうでもいい。ネコはそんなこと考えていないでしょ?(戦略:天然)
筆者・廣渡の作戦は「歩きまわってネコを探す」。特に勝算があるわけではない。撮影が行われたのは3月下旬の花粉シーズン真っ盛り。そして筆者は花粉症。座して敵(花粉)に包囲されるより、自分から敵のまっただ中に斬り込んでいくほうがいい(気分的に)というネコとはまったく関係のない理由からだ。目的地は特に決めず、運を天に任せるというノープラン。
まずはスタート地点近くの「夕焼けだんだん」で1匹確保。人に慣れているのか、近寄っても全然逃げない。もふもふさせてもらって癒される。この調子でもふもふ……ではなくどんどん撮影できそうと期待して、商店街から脇道に入って適当に歩きまわる。
しかし期待に反して、なかなかネコの姿が見えない。20分ほど歩きまわって、屋根の上でくつろいでいる2匹を確保。この日は薄曇りで肌寒かったので、日の当たりやすい場所にいたようだ。「よし、屋根の上だ!」と気合を入れて屋根の上を見つめるも、結局ネコは見つからず……。ネコとお近づきになるためにまたたびも用意していたが、いないことにはどうしようもない。疲れるし、鼻はむずむずするし、心が折れそうになる。だが、あきらめたらそこで試合終了だ。
「先生、もふもふしたいです」……そうつぶやきながら歩き回るが、その後もなかなかネコとは出会えなかった。何かのループにはまり込んだのか、歩いているるうちになぜか2回ほど夕焼けだんだんにたどり着いてしまったのだが、最初に出会ったネコさえもいなくなっていた。結局、終了間際に道ばたにいた1匹をやっと撮影。積極的に近づいてきてくれるフレンドリーっぷりが嬉しい。ありがとうネコよ。おっと目から水が……(花粉のせい)。
結局撮影できたのは4匹。エンカウンター率はもっと高いと期待していたが、天気が悪いからなのか、午前中という時間帯が悪いからなのか、運が悪いからなのか、しょんぼりな結果になってしまった。次はもっと暖かい時にネコたちに会いに行きたいものだ。
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