「もっといいガチャを頼む」――GREEの「エルシャダイソーシャルバトル」が色々とすごいが大丈夫か？：日々是遊戯

ルシフェルさんはそんなこと言わない

　「祝福ガチャを回すが大丈夫か？」「もっといいガチャを頼む」――。

　4月6日からGREEでサービスがはじまった、Android用ゲーム「エルシャダイソーシャルバトル」が色々とすごい。というか、「OK」に相当するボタンが基本「大丈夫だ、問題ない」なんだがそれで大丈夫か？

　「エルシャダイ」と言えば、「そんな装備で大丈夫か？」「大丈夫だ、問題ない」など様々な流行語を生み出した、イグニッション・エンターテイメント・リミテッドのアクションゲーム。「エルシャダイソーシャルバトル」はそのソーシャルゲーム版だ。

　内容はよくある「ドラゴンコレクション」型のソーシャルゲームだが、前述の「大丈夫だ、問題ない」をはじめ、ゲーム全体から漂うネタゲーっぷりがすごい。

　ガチャを回そうとすれば「祝福ガチャを回すが大丈夫か？」、クエストを進めようとするたびに「続けても問題ない」――。

　とにかくスキあらばネタを差し込もうという姿勢で、一時たりとも油断ができない。無料ガチャを引いたら「もっといいガチャを頼む」というボタンがあって、あやうく勢いで有料ガチャに手を出してしまいそうになったが、大丈夫だ、（まだ僕の頭は）問題ない。

　とりあえず1時間ほどプレイしてみたが、風林火山のごときネタの応酬に限界を感じ、そっとブラウザを閉じてしまった。どうしてこうなった……。

　「ニコニコ動画」では散々ネタにされまくったが、もともと「エルシャダイ」自体はいたって真面目なゲームで、その「真面目」と「バカ」のギャップが偶然の盛り上がりにつながった。しかし、こちらは最初からネタに走る気まんまんで、それは本来の「エルシャダイ」のベクトルとはちょっと違うのではないかなあ、などと考えてしまった。

　一応、もう少しだけ続けてみようとは思いますが、とりあえず、お約束ということで最後に一言。

「そんなソーシャルゲームで大丈夫か？」