な、なんだってー! 伝説の漫画「MMR」、金環日食とともに再始動
「プロジェクト・アマテラスによりMMRは復活する!」「な、なんだってー!」
伝説の漫画「MMR マガジンミステリー調査班」が復活する。4月23日にオープンした、講談社の新規プロジェクト「プロジェクト・アマテラス」の一環として発表されたもので、プロジェクトのページではMMRのリーダー・キバヤシが「MMRは5月21日、金環日食の日に復活する!!」と叫んでいる。な、なんだってーっ!?
「MMR マガジンミステリー調査班(以下、MMR)」は、1990年から1999年にかけ、週刊少年マガジンに掲載された読み切りシリーズ。リーダーのキバヤシをはじめとするマガジンの編集者が実名で登場し、読者から寄せられた情報をもとに、UFOや心霊現象など様々な超常現象をルポタージュしていく。ネット上では「話は聞かせてもらったぞ! 人類は滅亡する!」や「な、なんだってー!」などのアスキーアートで有名な作品だ。
どこで、どのような形で作品が発表されるかなどは未定。復活プロジェクトの指揮を執る都丸尚史氏(MMR隊員・トマルとして作品にも登場)によれば、まずは5月21日よりプロジェクト・アマテラス上にて読者からの情報を募集し、それをもとに作品化を検討していくという。キバヤシをはじめオリジナルメンバーが再び集結するとしているが、すでに退社・独立しているメンバーもおり、まずは参加の了承を得るところから動いていくとのこと。
同日発表された「プロジェクト・アマテラス」は、講談社が運営するユーザー参加型のコンテンツ制作ソリューション。サイトには上記「MMR復活プロジェクト」をはじめ様々なプロジェクトが随時登録され、ユーザーはテキストや画像などを投稿することで各プロジェクトに参加することができる。「MMR」も元々読者参加の要素があったが、それをWeb上で行えるようにしたものと考えると分かりやすい。
「MMR復活プロジェクト」以外では、京極夏彦の人気小説「京極堂」シリーズの“現代版”のアイデアを一般から募る「百鬼夜行 Next generation」や、小説コンテスト「ワルプルギス賞」など10以上のプロジェクトが現在進行中。今後は西尾維新「悲鳴伝」のキャラクターイメージをユーザーから募集するプロジェクトなども展開していく予定という。
「プロジェクト・アマテラス」の詳細については別途、eBook USERにてリポートしているのでそちらを参照のこと。
関連キーワード
漫画 | 講談社 | アスキーアート | Web | UGC(User Generated Contents)
関連記事
講談社がスティーブ・ジョブズ氏伝記の「3冊目」企画 読者の感想を本に
「3冊目は、みんなでつくりたい」――講談社がスティーブ・ジョブズ氏伝記の感想を募り、本にまとめる企画をスタートした。伝記「スティーブ・ジョブズ」のiPhone/iPadアプリ登場
講談社は伝記「スティーブ・ジョブズ」のiPhone/iPadアプリを公開した。AKB48アニメ化 グループ内声優オーディション開催決定
伝説のアイドルと呼ばれる8人(選抜総選挙上位8人)を目標にしたアイドル候補生9人がメインキャスト。AKB48がアニメ化決定!ジョブズ氏公認の伝記、発売を約1カ月前倒し
スティーブ・ジョブズ氏公認の伝記が発売を予定より1カ月近く前倒しする。講談社から出る日本語版は、上巻が10月24日、下巻が11月1日発売だ。ジョブズ氏公認の伝記に注目集まる Amazon.co.jpで書籍ランキング1位に
スティーブ・ジョブズ氏が亡くなったことを受け、11月に発売される本人公認の伝記に注目が集まっている。Amazon.co.jpの本のベストセラーランキングでも1位になっている。講談社が大型電子書籍キャンペーン「夏☆電書」
講談社が夏の電子書籍キャンペーンを展開。「ちはやふる」「聖☆おにいさん」など電子書籍・コミック200作を13の主要電子書店で提供する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.