ニュース

「世界初iPS心筋移植」やはり誤報 読売新聞がおわび文掲載

「森口氏氏の説明は虚偽」と判断。

advertisement

 読売新聞は10月13日、森口尚史氏ら日本人研究者グループが、iPS細胞を使った世界初の臨床応用に成功していたとの報道について、誤報であったとの見解を示し、お詫び文を掲載した。

 記事によると、森口氏の論文で「共同執筆者」とされていた大学講師に確認したところ、実際には論文執筆にまったく関与していなかったという。また、ハーバード大の当局者や複数の専門家も真実性を否定していることから、「同氏の説明は虚偽で、それに基づいた一連の記事は誤報」と判断した。

 森口氏をめぐっては、今回問題となった論文以外にも、研究実態が不明瞭な論文が複数見つかっており、東大病院や東京医科歯科大も再検証に乗り出している。折しも京都大学の山中伸弥教授がiPS細胞に関する研究でノーベル医学生理学賞を受賞したタイミングとも重なり、森口氏の成果も大きく報じられたが、結果的には大誤報騒ぎにつながってしまった。

advertisement

関連キーワード

誤報 | 謝罪 | iPS細胞 | 読売新聞 | 医学

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  4. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  5. 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  6. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  7. 餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
  8. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  9. 「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
  10. 「釣れすぎ注意」 消波ブロック際に“カツオを巻いた仕掛け”を落としたら…… 驚きの結果に「これはオモロい!!」「こんなにとは」