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「どの映画がヒットする?」を数学で予想 鳥取大学が研究

実際に放映された25の映画で観客動員数の事前予想と興行結果とが一致し、かなりの精度で映画のヒットを予想することに成功している。

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 鳥取大学工学部石井晃教授の研究室では数学を使い、映画や音楽がどのようにヒット現象を起こしているのかを調べています。

簡単に言うと、映画を我々はなんで観に行くのかというと、例えば、広告・宣伝や、口コミ、街で歩いていたり、通学や通勤しているとき、あるいは、食事をしているときに隣のテーブルから聞こえてくる映画の話で、これは面白いと感じたときなど、この3つの要素を物理学のセンスでうまく数式になおすことをやってみたところ、非常によく社会の動きに合うようになったということです。

 石井研究所では、実際に放映された25の映画で、観客動員数の事前予想と興行結果とが一致し、かなりの精度で映画のヒットを予想することに成功しています。

今のところ、うちの研究室の学生たちにしか使えるかたちになっていませんが、これを今後数式があまり詳しくない文系やマーケティングの方にも気軽に使えるような形のソフトウェアにしたいと思っています。これが今後普通にマーケティングの場面に使われるようになったり、一般企業の広告・宣伝、会議などに使用してもらえることになるのが夢です。

 石井研究所の数理モデルに関する論文は英国物理学会誌「New Journal of Physics」の2012年6月15日号に掲載された他、New York Timesなど世界200以上の報道機関から取り上げられています。

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