片山さつき議員“初音ミク流行→犯罪に走る”論理にネットあ然 初音ミクお葬式動画が作られる
正直、よく分からない。
自民党の片山さつき議員がニコニコ生放送で公開された討論会で、児童ポルノ禁止法改定案について語り、「初音ミク」を引き合いに出して漫画・アニメ規制検討の必要性を訴えました。このことに、ネットユーザーから困惑や批判の声が多数挙がっています。そんな中、片山議員の「初音ミクがある日突然引退したり亡くなったら、あしたのジョーの力石のお葬式並みになると思う」という発言にちなんだ「お葬式動画」がニコニコ動画にアップされ、動画ランキングの上位にランクインする事態となっています。
片山議員は討論の中で、「今日本で1番売れてる歌手の1人は明らかに初音ミクですよね? 初音ミクがある日突然引退したり亡くなったら、あしたのジョーの力石のお葬式並みになると思う。そういうアイコンが作られて、そこにどんどん若者が入ってしまったなかで、児童ポルノ的な、扇情的なものをしょっちゅう見せられて、それが犯罪に走らないと言い切れるのかどうか」とコメント。片山議員の言い分に対し、ネットでは「支離滅裂」「言ってる意味が分からない」「例えがずれすぎ」といったコメントが続出しました。こうした状況をネタにしたのが今回の動画です。
片山議員の発言は、創作物のポルノ表現が実際の犯罪につながる可能性を訴えたいことは伝わる一方、なぜ創作物の表現が犯罪につながるのかという理屈の部分が分かりづらく、その点に多くの批判・疑問の声が集まっています。また、こうした発言の一方で、同氏は「クリエイティビティをできるだけ侵すことがないようにという議論は党内にもある。センシティブにならなくても大丈夫だとはっきり申し上げたい」ともコメント。初音ミク発言の突飛さと、「センシティブにならなくても大丈夫」という発言の対比で、ますます規制推進への不安をあおる結果となりました。
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