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「しんかい6500」の中に超潜入 あの狭さで3人の乗員は大変だと実感ニコニコ超会議3

デメンギス、きもい。

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 ニコニコ超会議3「超深海ブース・しんかい6500」ではデメンギスがお出迎え。頭部が透明で中身が見える人面魚みたいなやつだよ!

JAMSTECのお手製

 ダイオウイカをはじめさまざまな深海魚が定置網などにかかったというニュースが連日紙面を飾っています。普段あまり見ることがない深海魚は、まだ未知の部分が多く、ほとんどの種類が認識できていないとか。その深海魚たちが住む深海の世界や地質などを調査する日本で唯一の大深度有人潜水調査船「しんかい6500」が幕張メッセの深海(カオス)に潜行! 宇宙もあるし、超会議なんでもありだな!

しんかい6500です
後ろもかっこいい
アップもいける
専門家による説明も

 昨年6月に深海5000メートルへの研究潜航を生中継した世界初の番組が話題となりましたが、今回JAMSTEC(海洋研究開発機構)の協力で「しんかい6500」を周囲から観察するだけでなく、事前の登録でコックピットツアーや耐圧実験のデモンストレーション、パイロット潜航服のコスプレ体験などができました。番組に登場したテレビちゃんとニワンゴちゃんの本物も展示されていましたよ。

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ご本人登場

 コックピットツアーは両日20組のみ。実質一般公開は初とのことなので、入れた人は本当にラッキーです。そんな幸運をなぜかねとらぼも享受することに。なんかけっこう運を使ったんじゃないかと思います。

しんかい6500の上からの眺め
船尾の方も
土足厳禁
中に入りました

 「しんかい6500」のハッチは直径50センチほどで人がやっと通れる広さ。チタン合金の船体前部の耐圧殻(たいあつこく)は内径2メートルほど(床面1.2メートル)で、水圧に耐えるため73.5ミリの厚さがあります。ハッチからコックピットに潜り込むと本当にここにパイロット2人、研究者1人の計3人が乗り込めるのかと思えるほどの狭さでした。

みっちり

 ここで片道約2時間、調査を入れて最大8時間いることもあり、その間ひたすら3人で肩寄せ合って過ごすとパイロットの方に聞き、若干閉所恐怖症の自分には耐えられないかもと戦慄しました。ちなみに食事は最低限しか持ち込めず、トイレも備え付けなどないので簡易トイレで済ますことになります。照明も最低限、酸素ボンベやモニター、マニュピレーターの操作パネルなどが周囲を覆っており、調査の際は3カ所あるアクリル樹脂の窓からのぞきながら、船外カメラの映像とともに作業するのだそうです。視界も狭いので見逃すこともあり、作業中は細心の注意が必要になるそうです。神経すり減りそうですね。

こうやって操作するよー
地上との連絡が命綱ですよー
小さな窓が3つ
のぞいてみると深海(超会議)の生物が!
この様子は生放送で中継されていました

 なお、「しんかい6500」の陸揚げ輸送の状況は、アーカイブで確認できます。

ツノナシオハラエビのフィギュアも展示

 今回、「しんかい6500」を見逃した皆さんに朗報です。有人潜水調査船「しんかい6500」や探査ロボット、支援母船「よこすか」や初公開となる東北海洋生態系調査研究船「新青丸」の船内などが公開される「JAMSTEC横須賀本部の施設一般公開」が5月10日に開催されます。入場は無料です。こちらでは残念ながら「しんかい6500」内部の見学ツアーは開催されないそうです。

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ちなみに船内には金比羅宮の札が。ちゃんと毎年奥まで階段で上り、祈願とともに受け取りに行くそうです。どうぞ航海の安全をお願いします

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