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ドラえもんの世界がここに実現! 目の動きでスマホを操作する次世代メガネ「JINS MEME」を体験してみた

気分はもう魔法使いなの~。

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 メガネブランド「JINS」から5月13日に発表された次世代メガネ「JINS MEME(ジンズ・ミーム)」。なんとこのメガネ、筋肉の動きなどを感知するセンサーが内蔵されており、Bluetoothでスマートフォンと連動、目の動きを検知してスマホを操作できるというすごーいメガネなのだ!! というわけで、早速体験してきました。


「JINS MEME(ジンズ・ミーム)」初体験!

目の動きを検知

これまでは電極を4点貼り付けるものが一般的でしたが、製品に取り入れづらいという欠点がありました。今回、3点式の眼電位センサーの開発に成功することで、メガネに内蔵することが可能になりました。

 男性用サイズ(フリーサイズ)のため少し大き目ですが、着け心地は普通のメガネと同じような感じです。掛ける際のポイントは、3点のセンサーが鼻にしっかり付くようにすることと、耳に掛ける柄の部分に髪の毛などを挟まないこと。アプリを起動し、30秒ほど中心部分を見つめ、最適化されたら準備は完了です!

 まずは、まばたきのデモから。目をパチパチすると、スマートフォンに表示された目の映像も反応しているのが分かります。動画では少し遅れてアプリが反応していますが、これは自分で確認できるようにとの配慮からあえて遅らせたもの。データは、まばたきと同時にちゃんと取得されているそうです。

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 続いては、スマートフォンの画面を動かすデモ。キョロキョロと好きな方向に目を動かすと、目を動かした方向に画面が動きます。コツはちょっと大げさに動かすこと。目の動きだけで何かを操作できるなんていきなり未来がやってきたみたい♪ 「ドラえもんの秘密道具」と言われても信じてしまいそうです。思わず「すご~い!」と声が出てしまいました。

 まばたきや眼球の動きだけでなく、6軸(加速度・角速度)センサーにより首や頭の動きも検知することが可能。公式に提供される無料アプリでは、これらの機能を使って「ドライバーの眠気検知(※デンソー、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科、JINSの産学共同研究)」や「仕事中の疲労度チェック」などに応用できると期待が寄せられています。

 2015年の春に発売されるというこのメガネ。実は、ブルーライトから目を守るメガネ「JINS PC」を開発する前から手掛けていたそうです。「三点式眼電位センサー」の開発に世界で初めて成功し、現在は特許を出願中。

 これら眼電位センシング技術の開発には産学共同体制を敷いており、研究には東北大学加齢医学研究所・川島隆太氏、芝浦工業大学工学部電子工学科・加納慎一郎氏、東北大学加齢医学研究所脳機能開発研究分野非常勤講師・中川誠秀氏、慶応義塾大学医学部・橋本健史氏、慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科・稲見昌彦氏らが参加し、センシング精度のさらなる高度化や頭部センシングのスポーツ医学への応用などに向け取り組んでいます。

 本プロダクトの共同技術開発を行っている慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科の稲見昌彦教授は、1995年に撮影された1枚の写真を映しながら次のように語りました。

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これは、ウェアラブル(Wearable)デバイスの研究チームによって1995年に撮影された写真です

 「(これまでウェアラブルと呼ばれていたデバイスの多くは、デバイス側を無理矢理装着できるように進化させたものでしたが、)今回発表した『JINS MEME』は、“すでに人々が装着している”メガネが進化した『Smart Wear』です。機械が人に寄り添うのが、本当の“Wearable”ではないでしょうか。そして、このような動きが先端技術を扱っているメーカーからではなく、日本のメガネ屋さんからあったということも大変面白いことだと思います」(稲見教授)

 今後は、開発者向けにAPIなども公開される予定。今は専用アプリしかありませんが、APIの公開によってソフトウェアも充実すれば、これまでに体験したことのないワクワクがさらに増えそうです。


「JINS MEME」

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