ニュース

顔から離れない伝説の「肉付き面」も公開 能面と能装束の展覧会を三井記念美術館が開催中URYYYYY

ジョジョの石仮面のような面が日本にも存在していた……!?

advertisement

 顔に着けたら離れないという伝説の「肉付き面」も公開! 能面と能装束をテーマにした展覧会「能面と能装束―みる・しる・くらべる―」を、三井記念美術館(東京都中央区)が7月24日から9月21日まで開催しています。

伝説の「肉付き面」こと「不動」。血痕のように見えるヤニなど、展示では裏側も見られるようになっている (C)「重要文化財 不動 室町~江戸時代 三井記念美術館」

 会場では、同館が所蔵する能面と能装束をかたちや文様など多彩な角度から捉えることで、能の世界をより分かりやすく紹介。能面を5つの種類(翁面・尉面・鬼神面・男面・女面)に分けて展示したり、「小面」と「増女」など一見同じ顔に見える女面の違いを解説するなど、200種類以上のバリエーションをもつ能面の豊かさを伝える。

この夏は、翁面や女面の違いが分かる男になろう (C)「重要文化財 翁(白色尉) 伝日光作 室町時代 三井記念美術館」(左)、「重要文化財 小面(花の小面) 伝龍右衛門作 室町時代 三井記念美術館」(右) 

 「肉付き面」と伝えられる重要文化財「不動」も展示する。能「調伏曽我(ちょうぶくそが)」の専用面で、不動明王役に使われる。室町時代の名役者・金剛氏正が、不動尊像の面部を割り着けて舞ったところ、顔から外れなくなり、無理に取ると血痕が残ったという伝説がある。会場では「不動」の裏面も鑑賞でき、仏像から断ち割ったかのような工作や血痕のように見えるヤニから、伝説の由来を感じられるだろう。

advertisement
能装束の文様の違いを楽しむ解説も。文様によって、着られる能の演目も異なるらしいぞ (C)「刺繍七賢人模様厚板唐織 明治時代 三井記念美術館」(左)、「紅白萌黄段扇面秋草観世水模様唐織 明治~大正時代 三井記念美術館」(右)

 開館時間は午前10時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)、休館日は月曜日(8月11日、9月15日は開館)。入館料は一般が1000円、音声ガイドのレンタル料は500円。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
  2. 「大物すぎ」「うそだろ」 活動中だった“美少女新人VTuber”の「衝撃的な正体」が判明 「想像の斜め上を行く正体」
  3. 川で拾った普通の石ころ→磨いたら……? まさかの“正体”にびっくり「間違いなく価値がある」「別の惑星を見ているよう」【米】
  4. 「こんなことが出来るのか」ハードオフの中古電子辞書Linux化 → “阿部寛のホームページ”にアクセス その表示速度は……「電子辞書にLinuxはロマンある」
  5. 高校生の時に出会った2人→つらい闘病生活を経て、10年後…… 山あり谷ありを乗り越えた“現在の姿”が話題
  6. ディズニーシーのお菓子が「異様に美味しい」→実は……“驚愕の事実”に9.6万いいね 「納得した」「これはガチ」
  7. プロが教える「PCをオフにする時はシャットダウンとスリープ、どっちがいいの?」 理想の選択肢は意外にも…… 「有益な情報ありがとう」「感動しました
  8. 「防音室を買ったVTuberの末路」 本格的な防音室を導入したら居住空間がとんでもないことになった新人VTuberにその後を聞いた
  9. 間寛平、33年間乗り続ける“希少な国産愛車”を披露 大の車好きで「スカイラインGT-R R34」も所有
  10. 「そうはならんやろ!」  おじいちゃん先生が鉛筆1本でトラを描いたら……あまりの急展開が1300万表示「なるほどわからんすごい」