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そうめんを擬人化!? カネス製麺の萌えキャラ「播磨萌夏」ちゃんが涼しげでかわいい!

15~16歳の家庭的な女の子。誕生秘話もきいてみたよ。

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 暑い夏、食欲がなかなか出ない時に冷たくてつるつるとのどを通るそうめんにお世話になった方も多いのでは? そんな「そうめん」の擬人化キャラが誕生していました。その名も「播磨萌夏」ちゃん。

 丈が短い白地の浴衣に、そうめんを思わせる色合いのつややかでボリュームのある髪の毛を束ねており、麦わら帽子が特徴の見た目も涼しげな女の子です。年齢設定は15~16歳。誕生日は7月7日。趣味は観光地めぐり。そして夏はお父さんと川へ釣りにいくそうです(もっぱら水浴びしているだけ)。性格はおっとりしていて、気立てがよく控えめの……、大和撫子ですね。料理もうまく家庭的なんだそうですよ。うん、かわいい!!

 そうめんを擬人化した美少女キャラクターの生みの親、カネス製麺(兵庫県たつの市)さんに播磨萌夏ちゃんのことをいろいろ伺ってみました。

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 そもそも萌えキャラと企業商品とのコラボ企画は“静岡もえしょく”プロジェクトから始まったそうです。実際に静岡県の萌えしょくはいろんな食品などの擬人化が行われていました。そんな中、昨年の秋、“萌えしょく”プロジェクト兵庫支部が姫路市ヤカグループさんで立ち上げられ、カネス製麺さんに「そうめんの擬人化をしませんか?」との誘いがあったのだとか。カネス製麺さんは“萌えしょく”を通じた異業種交流もできるのでは? と考え、このプロジェクトへの参加を決心しました。

 社員の方の「萌えキャラ」に対する第一印象はどのようなものだったのか……。カネス製麺の塩谷さんは「そうめんの擬人化……? ゆるキャラ程度のことかなと思いましたがプロジェクト内容をみてビックリ。こんな世界があるのだ! (私57歳)だけど、将来的に面白いかも知れない!」と新世界を発見した際の驚きを語ってくださいました。


実はおそばやうどんver.など衣装パターンも充実

 そうめん擬人化プロジェクトが発足後、まずはキャラクターのビジュアルや設定を決める作業が始まります。応募キャラはなんと26パターン。塩谷さんいわく「選考は社内の平均年齢20歳の女性チーム6名で行いました。私を含めておっさん、おばはんは口出ししない!」と、あくまで若者の感性に任せてみようじゃないかというスタイルを貫いたのだとか。そうして生まれたのがさわやかでかわいらしい印象の美少女キャラクター。播磨地域から「播磨」、夏の萌えキャラで「萌夏」と名付けられました。「萌」には「物事の始まり」という意味もこめました。

 現在、「播磨萌夏」ちゃんをパッケージに起用した商品はアメリカや東アジア、東南アジア、EU圏へと向けた海外戦略商品になっています。国内では秋葉原や栄、心斎橋、天神などでの販売を予定しています。


パッケージ

 カネス製麺さんは「日本の伝統食品と日本の文化ともいえるアニメ絵とのコラボ商品として開発した播磨萌夏のそうめん。今後についてはまだ海のものとも山のものともわかりません。なにせこんな商品は業界としてもはじめての試みですので……」とかすかに不安をにじませつつも、そうめん×萌えキャラが持つポテンシャルへの期待も十分の様子。

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 「ひとついえることは東南アジアでも、ヨーロッパでも、アメリカでもまた日本でもアニメ関連のコンベンションはかなりの反響があると聞いています。食とコンテンツの組み合わせもアリかな! また、農林水産省が輸出目標に向かってかかげているFBI戦略(Made FROM Japan・Made BY Japan・Made IN Japan)にも合う」

 そうめん擬人化へ込められた情熱や期待は「なんだまた擬人化か」と考えてしまいがちな私たちの想像をはるかに超えるものでした。そうめん擬人化、涼しげなビジュアルだけれども、そのプロジェクトはかなりアツいようです!! 日本の食を世界に発信すべく、がんばれ萌夏ちゃん!

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