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日本初、翻訳家がつくる翻訳賞 「日本翻訳大賞」設立プロジェクト、ネットで出資募集
10年後、20年後の日本の「翻訳」文化がより充実したものとなるための土壌づくり。
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優れた翻訳者を顕彰するため「日本翻訳大賞」を設立しようというプロジェクトが始動し、クラウドファンディングで出資を募っています。
豊かな翻訳文化を持つ日本ですが、意外にも翻訳者を顕彰する賞はほとんどなかったといいます。そこで、これまで評価される機会がほとんどなかった翻訳者をたたえ、「もっと翻訳者に光があたるように」と翻訳家の西崎憲さんが発起し設立を決めたのが「日本翻訳大賞」です。選考委員は西崎憲さんほか、金原瑞人さん、岸本佐知子さん、柴田元幸さん、松永美穂さんが務めます。
日本翻訳大賞は小説、詩、人文学書、児童文学などを広くカバーし、言語も限定しません。前年に刊行された翻訳書のなかから一般から出版社関係まで広く候補作を推薦を募集し、そのうちの上位10作および選考委員が選んだ5作の計15作が2次候補作となります。そこから選考委員が6作ずつ検討し、最終候補作5作を選びます。そして選考会を開き、大賞1作を決定するとのこと。
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現在プロジェクトでは、賞金や授賞式の費用、運営の費用、選考にかかる費用などの出資をクラウドファンディングで呼びかけています。リターン特典に応じたコースがあり、1000円から出資可能です。詳細はプロジェクトページを参照してください。
10年後、20年後の日本の「翻訳」文化がより充実したものとなるための土壌作りを目指す 「日本翻訳大賞」プロジェクトは、翻訳業界に関する状況をより多くの人々が知る貴重な機会となりそうです。
(高城歩)
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