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どうしてこんなに寒いのか

来週もかなり寒い予想。

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 12月早々、日本列島には年に何度もない寒波が押し寄せ、大雪や真冬並みの寒さに見舞われました。なぜこの時期に、これほど寒いのか、そのワケと今後の寒さについてまとめました。


北半球の大気の流れ

 12月に入ってから冬型の気圧配置となる日が多く、強い寒気が度々流れ込んでいます。先週末は「年に何度もない寒気」が流れ込み、日本海側だけでなく太平洋側でも続々と初雪を観測。12月早々、大雪に見舞われた所もありました。朝は各地で強い冷え込みに。6日(土)と7日(日)は最低気温が0度未満の冬日地点が全国の約6割を超え、平年より早い初氷や初霜を観測した地点もありました。日中も寒さが厳しく、日差しのあった太平洋側でも最高気温が10度に届かず、真冬並みの寒さとなりました。

 上の図は、北半球のここ一週間の大気の流れをあらわしたものです。真ん中が北極、下が日本です。北極付近は、この時期としては気温が高めとなっています。このため上空の風の流れが変わり、日本付近を流れる偏西風は南に大きく蛇行して、強い寒気が日本付近でとどまっている状態です。北米でも寒気がとどまりやすい状態が続き、11月には五大湖周辺で記録的な大雪となりました。

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年に何度もない寒気が、来週もやってくる

 日本付近の、この大気の流れは、少なくとも来週にかけても続くと見られます。今週末、そして来週の中頃には、先週末と同様、もしくはそれよりも強い寒気がやってくるでしょう。日本海側は平地も含めて雪が降り、大雪となるおそれがあります。また、太平洋側にも雪雲が流れ込んで、積もる所もある見込みです。先週末の大雪の際は、車が立ち往生するケースが多く発生しました。万が一に備え、車の中に雪や寒さへの対策グッズを準備しておくとよいでしょう。

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