入荷は1月23日まで！　100円で単位が買えると話題の「単位パン」こぼれ話

　「もしも100円で単位が買えたら……」――そんな大学生の願いをかなえた「単位パン」（関連記事）。その単位パンには、こんなこぼれ話がありました。

　実ははじめの商品会議で出た案は「アンキパン」。しかし、「アンキパン」はすでに別のところで商品化されていたため、「単位パン」が生まれました。

　当初、単位パンは無地のパンで、袋に「単位」と印刷したものが想定されていました。しかし、メーカーが気合を入れてオリジナルの焼印を作成し、1つ1つていねいに手押ししてくれることになったのだとか。約7秒に1個のペースで押されているそうです。

　また、「単位」ということで「優」「良」「可」のバリエーション展開しようというアイデアもありましたが、「優」ばかりが売れ「可」が余ってしまうことを懸念。その対応策として、「優」「良」「可」の順に値段を設定しようという案も出ましたが、だんだんきな臭い話になってしまい断念したとのことです。

　購入するとレシートに「単位」とのみ表示されるのは、大学生協事業部のパン担当のおじさんのささやかなこだわりです。

　ちなみに、食欲・睡眠欲・性欲など108つあるとされる「人間の欲（煩悩）」の数と同じ108円で売られることになったのは偶然。100円に掛かる消費税が与えた奇跡のストーリーとなりました。

　このこぼれ話は、法政大学生協小金井・購買書籍部の公式アカウント（＠hoseicoop_kgn）によって公開されたもの。法政大学生協小金井キャンパスの「単位パン」の最終納品日は1月23日金曜日とのことです。人気商品につき入荷数が制限されているので「単位」がほしい人はお早めに！！

（太田智美）