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「ギリシャを救う」クラウドファンディング、英国の男性が立ち上げ サーバーが落ちるほど注目集める

目標額は16億ユーロ(約2200億円)。2日でおよそ55万ユーロが集まっています。

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 財政破綻の危機にさらされているギリシャの人々を救おう! と、英国の男性がクラウドファンディングで資金の募集を始めました。サーバーがダウンするほどの注目を集めています。


Greek Bailout Fund

 政治家の代わりに自分たちでなんとかしよう、と資金募集プロジェクト「Greek Bailout Fund」は6月28日にスタート。目標額は、ギリシャが国際通貨基金(IMF)に返済しなければならない16億ユーロ(約2200億円。すでに返済期限は過ぎています)。2日で3万人以上の人からおよそ55万ユーロが集まりました。多数のメディアに取り上げられるなど注目され、アクセスが殺到でクラウドファンディングサイトindiegogoが一時つながらなくなる状態にも。

Greek Bailout Fundへの関心で接続問題が発生

 本気なのかと疑うようなプロジェクトですが、主催のThom Feeneyさん(29歳)はジョークではないとしています。しかし、ギリシャの政治に関わったことも、欧州やギリシャの首脳と面識もないというFeeneyさん。集めたお金は「ギリシャ政府を通じて、またはほかの手段でギリシャの人々に届ける」としているものの、具体的にどうやって届けるかはまだ決まっていないようです。目標額に達しなかった場合は、返金するとのこと。

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Thom Feeneyさん
ギリシャの危機を解決することに決めた、とツイートするFeeneyさん

 欧州の政治家がギリシャの人々を助ける行動を取れないことにうんざりしたというFeeneyさん。「EUのみんながランチにフェタチーズとオリーブのサラダを食べれば16億ユーロ集まるかもしれない。だったら自分たちでやればいい」とクラウドファンディングを始めたとIndependentに語っています。プロジェクトには圧倒されるほどの反応があり、好意的なものが多いそう。

 3ユーロの支援でギリシャのアレクシス・ツィプラス首相のポストカード(Feeneyさんが作ってギリシャから発送)、5ユーロの支援でフェタチーズとオリーブのサラダがもらえるなどの特典が用意されています。

現時点ではドイツからの支援が多いそう

 ギリシャでは7月5日に、ユーロ圏に残留するかどうかを問う国民投票が行われます。

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